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八千穂高原でスキー [スキー]

ここ2年ほど、3月にコソっとコブ連に行っている八千穂高原スキー場。

コンパクトなスキー場だが、
空いていて、整地は滑りやすく、
短い練習コブがあるのでたまに行くようになった。

一日券をいただいたので、
シーズンまっただ中に行ってみたが、
その日は今季一番の寒気のため、
凍え死にしそうなほどに寒かった。

気温は、駐車場で-13度!
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過酷なスキーだった。

コースが短いため、いくら滑っても体が温まらないのだ。
コブもまだ育っておらず、リフトもすこぶる遅い。
風が7〜8mは吹いていたから
ただでさへゆっくりなリフトが減速運転。

風速1mで体感気温がマイナス1度なので、
ちょうど-20度くらいなのだろう。

手の指は凍傷一歩手前。
決行が悪くなってしまったために、
帰ってきた後、手荒れ・逆むけが悪化したw。
今でも、キーボードを打つと痛いありさま。

スキーセンターから駐車場まで200m歩いただけで
ブーツがカチンコチンに凍り付いた。
なるほど、そりゃ、リフトで足の指も痛くなるはずだ。
凍り付いたブーツ履いてるんだもの。

ブラッコムの山頂で-20度を経験したが
そのときは、長距離を滑りまくっていたので、
全く気にならなかったモノだが、
こんなに寒いのは初めての経験。

写真は帰りの白樺林。
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空が晴れているのがわかる。
しかし、気温が低すぎて雪が着かず
強風で地吹雪のようになっているのだ。

いや〜、本当に寒かった。

山のの気温をナメたらイカンねぇ。

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アルペン神田店が閉店とな・・・! [スキー]

う〜む、残念だ・・・。

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思えば、人生で初めてスキーウェアを買ったのが神田のアルペンだった。

今でも、神田のショップ巡りの時は
必ず立ち寄る。

今、履いているスキーブーツも、この店で買ったんだった。

この2月で閉店とは。

アベノミクスの効果はどこに行ったんだ?

去年、スキー場に訪れる客数が少し増えたという
ニュースを見たが、それぽちじゃダメという事か。

量販店とはいえ、
ビクトリアとアルペンと言えば、両巨頭なだけに、
完全閉店は、とっても残念だ・・・。


年末年始 苗場、かぐらの状況 [スキー]

年末、苗場〜かぐらで初滑り。

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この冬の雪不足は深刻だ。
スキーをはじめて四半世紀、
ほぼ毎年の年末年始をスキー場で過ごしている。が、
こんな小雪は経験が無い。

だいたい、クリスマス寒波でほとんどのスキー場が滑れるようになり、
お正月寒波で安定した斜面になり、
2月の大寒波でシーズン終わりまで持たせる。
その間は、降ったりやんだりを繰り返すというのが
関東甲信越スキー場のパターン。
年によって、雪量の多い少ないはあったが、
ここまで少ないのは経験が無い。

苗場も、年末に全面滑走できるように間に合わせたが
ブッシュが出まくりだった。
葉っぱの先が出ている程度のものが多かったが、
たまに茎や根っこまで露出しているので、
気をつけながら滑らないとならない。

雪が薄いので、圧雪も弱く、斜面はボコボコだ。

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子供用のスノーエスカレーターも
雪不足でベルト下の動力部分を雪中に埋められず
オブジェとなっていた。

スキー場の整備の苦労もどこ吹く風で、
お正月寒波も期待はずれに終わり、
この冬のスキー場は、本当にヤバい。

翌日はかぐらで滑ったが、
さすがにかぐら。
ブッシュの「ブ」の字もない。
気持ちよく滑る事が出来た。
それでもみつまたエリアの雪は薄く、
ぎりぎりブッシュがでない所まで積もらせた感じ。

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いくらかぐらでも、このまま降らなければ
スキーヤー、ボーダーに雪が削られて
土が出てくるのは時間の問題な印象を受けた。

あと、みつまたエリアに出来た人工コブ。
雪が削られて、下地のスノーマットが露出している箇所があった。
ここを板で踏むと、一発で板のベースがはぎ取られる。
気づかずに滑ってしまったが、ソールのウラがまるで
日焼けした肌の皮を剥いたように、
ベロンと薄皮が剥がされたような状態になってしまった。
泥が出ているよりもタチが悪いので、
スノーマットが露出している場所は
絶対に滑ってはいけない。

湯沢近辺のスキー場も、のきなみ一部滑走できない状態が続いているし、
群馬、長野、東北、関西、本州のほぼすべてのスキー場が危機的状況だ。
北海道だけが例年並みなのだろうか。

この三連休、微妙に降ったらしいが、
もっとまとまった積雪がないと、
シーズン中はかぐらで滑るとしても、
春スキーまで持たないんじゃないかと心配している。

GWのかぐら春スキー 15-16 KEY-SKIニューモデル試乗 [スキー]

5/3〜5/4 今シーズンの滑り納めなのだ。

早起きしたのに、関越が事故渋滞でヒドイ目にあった。

時間に余裕があれば月夜野から三国峠超えでノンビリいくのだけど、
さすがにGWだから、湯沢から行く。

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まずは湯沢のセブンでおにぎり調達。
セブン裏の小川。
雪解け水がきれい。
去年より日差しが暖かい。

スキー場は4月下旬の高温で、予想以上に雪がやられてた。

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みつまたの大会バーン。
新緑と雪のコントラストは、この時期ならでは。
実はここより下は、雪が真っ黒。
キタナイので写真に撮らなかったけど、
今年は黒い雪が多い。
積もった雪の下が溶けて、地表の水分を吸い上げて
表面の雪が黒くなってしまうらしい。
今年の高温は、スキー場の至る所で黒い雪を出現させていた。

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かぐらはさすがに雪が白い。
この時期、お昼ともなれば、山全体が不整地コブと化す。

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第5ロマンスから田代湖を臨む。
10日前は半分ほど氷に覆われていた田代湖。
すっかり溶けている。
雪解け水で覆われていて、水面が青い。
これから夏にかけて、湖の色は緑色が強くなっていくらしい。

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午後から、来季のKEY-SKIを試乗させてもらった。

来季はコスメが少しスポーティーなイメージになった。
ケイスキーは、コスメもオーダーできるので
自分好みのコスメに変更することも出来る。

相変わらずクセが無く、素直で、軽快。
ドライな乗り味の中に、シットリした感触が活きる
緻密なスキー作りだと思う。

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ARXS 161cm/13m/115-70-105
山全体が不整地コブと化したかぐらでは、
これほど使いやすい板はないのではないかと思ってしまった。
軽くてよく撓み、よく返る。
その反発を自在に操ることができる。
脚力の強くない人でも、反発を利用して加速したりエッジを切り返したり
板の返りの量を意識的に調節しながら、シチュエーションに合わせる事ができる。
VolklのSWと近い乗り味だが、
KEYの方が、より足裏感覚を精緻に使うことが出来るように思う。
コブのトップで2度回してみたり、ラインに入ってみたり、
次々の現れるコブを思いのままに滑る事ができた。
ただ、悪雪での突破力などは感じなかった。
なので、ミドルターンは問題ないが、ロングターンなどは試せなかった。
シーズン中の硬い雪でのロングターンを試してみたいな。

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EZO83 
今年は純パウダー仕様がなかったので、
オールシチュエーションモデルを履いてみた。
相変わらず、履いた瞬間から、時間がユッタリと流れ出す。
KEYマジックとでも言うか、EZOマジックとでも言うか、
不思議な感覚にさせられる。
軽くて扱いやすい。ラインコブは難しいが
お椀コブはフワリフワリと苦労いらず。
悪雪も浮力を利用して、らく〜に滑れた。

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ARX15
「ニューモデルは強くなりました」とスタッフの方が言うとおり、
悪雪での突破力が格段にアップ。
それゆえに、斜面下部の悪雪もタテにタテにと入って行ける。
これは頼もしい。
相当荒れて波打った荒れ地のような斜面でも、ハードに責め立てることができた。
今回の2日間で、唯一、気持ち良くロングターンができた。
逆に斜面上部の深いコブでは、多少難しさを感じる部分もあったが、
おそらくこの板を履くレベルの人(テクニカル以上)の足前なら
問題ないのではないだろうか。
ハイシーズンのハードパックされたバーンでは
そのポテンシャルを遺憾なく発揮できそう。
ポジションも、前モデルよりシビアではなくなり使いやすくなった。
サンドイッチらしい雪面に吸い付く滑りと安定感に、剛性感が加わって、
上級者好みの仕上がりになった。

なかなか試乗する機会のないKEY-SKI。
今年も貴重な経験をすることができた。感謝!

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今シーズンも無事に滑り納め。
心配していた股関節と腰も、何とか持ちこたえてくれた。

今シーズンは早い時期からコブに入っていたので
春のかぐらでも滑り通す事ができた。
また、ストックを変更したのも、正解だったかもしれない。
何度となくストックに助けられた局面があった。
思い切りストックを突いていける安心感が
足下の余裕にに繋がったりする。

天気も
二日目は午後から雨の予報だったが
なんと一日持ってしまった。
ありがたい。

リフト終了後、ロープウェイの窓から、
夕日に照らされたゲレンデが遠ざかって行くのを見るとき、
また、宿の女将さんと旦那さんの笑顔に見送られて
東京に向けてクルマを出発させるとき、
シーズンが終わってしまった寂しさを感じる。

今シーズンのスキーも、いろいろ学ぶ事があった。
「じゃ、来シーズン!」と言って別れる
スキー場でしか会えない人もいる。
いや〜、スキーもやめられない。

次の冬も笑顔で会いたい。

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LEKIのスキーポール CHALLENGE を購入 [スキー]

あと一回で今シーズンも滑り納めだというのに、
スキーポールを購入してしまった。

コブ用に。
ネットでポチっと。

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本当はもっと軽くて細いのが良いのだけど、
お金がないので。
一番安いモデル。

久しぶりのレキ。

この10年くらいはシナノを使っていた。
カーボンの、けっこういいやつ。

カービングになってから、長さがシックリこないが
ストックも傷まないし、スウィングウェイトが軽いので
買い換えなかった。

結局自分に合った長さがわからず、
キザキの伸縮ストックで試して、長さは113cmとなった。

しかし、この伸縮ストックのグリップが
今度は手に馴染まなかった。
特にコブで。

もともとストックにはあまり頼らない方だったが、
腰と股関節を傷めたことで、
いつのまにか、コブではストックでリカバリーする必要に
迫られている事も分かった。

10年ブリのレキ。

そういえば、10年前はID-ONEとレキのストックで
コブやガケで飛んだり跳ねたりしていたっけ。

モーグルではないので、コブ用と言っても
まっすぐなヤツではない。
レキのポジティブアングルという
少し角度をつけた握りが、自分の滑りと合っていたのを思い出した。

この角度が、突いたときに上体が遅れるのを
微妙にカバーしてくれる(ような気がする)。

レキの安いモデルは、使っていたシナノより、
先の方に少し重みを感じる。
しかし、ガツンと安心して突いていける。

もう、飛んだり跳ねたりはできないけど、
まだしばらくは、コブでも遊びたい。

どうかな、手に馴染んでくれるかな。

今度の滑り納めで試してみようっと。


5/7 追記
GWのコブだらけのかぐらスキー場で使用した。
グリップの下部にサヤが付いていないため、
不整地で強く突いた時に、指にサヤが当たらずに
自由に握り直す事が出来る。
スウィングウェイトは友人の持つ
トリガーシステム搭載のモデルと同じだった。
トリガー付モデルは、大回りで親指をグリップの上に置くと
スイッチに親指がかかり、トリガーがはずれてしまいそう。
このモデルにして正解だった。
強く突いても不安がないため、リカバーがしやすく
安定して滑る事ができた。
安価なモデルだがグリップやストラップにも工夫が見られ、
高価なカーボンモデルでなくても、これで充分。

GW直前 かぐらの状況 [スキー]

4/22、平日に行ってきた。

今シーズン初めてのかぐら。
やっぱ平日は空いてて良いね〜。
土日は、春スキーのメッカだから、
早めに行かないと、駐車場に入れない事もある。

昨晩まで天候が悪く、雪に水分が含まれている気がする。
雪の量が多いのに、茶色く、雪の下から水分が出てきてしまっている場所が多い。
これは、この後の高温で、溶けるのが早まってしまうかもしれない。

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みつまたは、旧ロープウェイ駅を使ったスキースクールの建物を撤去したので、
ベースが広々して、開放的になった。
スキースクールは、今はプレハブのような建物に入っている。
来シーズンは新しいレストランができるらしい。

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平日とあって、ファミリーコースのクアッドしか動かしていないため、
大会バーンはこの状況。
大回りしまくり。
ほとんど滑ってる人がいないので、スゴク滑りやすかった。

ただ、雪質が柔らかすぎて、ほとんどスピードが出ない。
まぁ、ポジションの確認とかには最適でしたが・・・。

みつまたの圧雪は、柔らかめで、他のスキー場のようにキンキンに固めないように思う。
スノボの子たちには良いかも知れない。
転んでも痛くないからね。
ただ、スピードは出にくいし、すぐに荒れてしまうけれど。

6本くらい滑ってウォーミングアップ完了。
かぐらまで上がる。
かぐらは雪がタップリ。
メイン、ジャイアント、テクニカル、5ロマと2本ずつローテーションしながら滑った。

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パノラマコース。
田代湖は、まだ半分ほど凍っている。

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テクニカルコース。
まだそれほど深くない。
真ん中のラインはスノボの子たちがチャレンジするので
溝が浅く間隔が広いので、練習によい。
向かって左のラインが滑りやすかった。
右の奥はピッチが細かい。

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第5ロマンス。
ラインがクロスしたり、お椀コブと溝コブが入り組んでいて
今回はこちらの方がテクニカルより難しかったかな。
相変わらず美しいロケーションに
目を奪われながら滑ってたらコケてしまった(^^;

この後GWにかけて、気温が高めの日が続き、お客さんも一杯来るので
コブは深くなり、斜面は荒れるだろうなぁ。
午後ともなれば、かぐら全体が不整地みたいなもんだ。
転んでも痛くないけど、体力勝負な事だけは間違いない。

あと、日焼けもハンパない。
日焼け止め厚塗り必須ですな。

今日は良い平日スキーができた。
練習にもなったし、午後から曇りとの予報に反して天気も良く、終日気持ち良かった。
帰ったら、納めた仕事で大誤植が発覚。。。
天国と地獄の1日だった。

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4月下旬のガーラ湯沢 [スキー]

4/19
あまりにハードな仕事内容に
心身共に消耗はげしく、
リフレッシュしにガーラへ向かった。

湯沢近辺のスキー場は、軒並み3月一杯で終了。
やっても4月の第一週までだ。

例外なのは、ガーラ湯沢、神立くらいだ。
もう少し走れば、かぐらという春スキーのメッカもあるし、
苗場も週末のみだが、4月も営業している。
あとは、かなり離れるが奥只見という所か。

春スキーのイメージがあまりない、ガーラ湯沢でノンビリ滑ろうという事にした。
リュックにおにぎりつめて、山頂で食べようなんて思っていた。

今シーズンは雪が多めなので、
この時期のガーラも、下山コースと南エリア以外は
ブッシュもなく、多少雪が薄いかなと思える場所もなくはないが、
ほぼ全コース、問題なく滑る事ができた。

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午後から雨の予報なので、
朝一から滑り始めた。
朝はカタ目にパックされた斜面。
硫安+ピステンで、念入りに圧雪されていて
スピード出すにはサイコーな仕上がり。
整備の人のがんばりを感じる。

そして驚いた事に、スキーヤーもボーダーも
ロングターンミサイルのごとくかっ飛んでくる。
上手い人が多いが、みんなちょっと飛ばしすぎだろ。

とにかく最初の一時間が勝負とばかりに
すごいスピードだ。
いきなりクラッシュしたのか、パトロールに搬送されてる人もいた。

そして10時には、春スキーらしい雪質になっていた。
いわゆるシャーベットだが、それでも、午前のウチは
けっこう良い感じの斜面だった。

ボクはというと、春スキー用に古いHEADの板を持ち出していたので、
初めのうちは、トップを使えずにアタフタしてしまい、
一番美味しい時間帯を、有効に使えなかった。ザンネン。

まぁ、仕事で体力も落ちてるし、
慌てる必要もないだろと、思っていたが
案の定、1時間も滑ると、ヒザが疲れ始めていた。

マイペースで、しかし午後から雨の予報なので
なるべく休まずに滑った。

後半はコブに入った。

まずは、北エリアのショートコブ。
深めのコブだが、短いので、慌てずに対処すれば
滑りきることが出来る。

仕上げは、山頂からの急斜面。
この時期は浅めの練習用のラインコブが出来ているので
そこで先落としやテールの切りかえを練習。
しかし、この日はピッチが細かすぎ(^^;
もう少しピッチを広げてくれると
練習になるんだけどな。。。

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この左のリフトに近い所が、ラインコブになっている。

今回、驚いたことに、スノーボーダーよりも
スキーヤーの方が多かった。
しかも上手い人が多い。みんなヘルメット装着だし。

2年ブリのガーラだが、以前はボーダーの方が圧倒的に多かったし、
スキーヤーも、そんなに上手い人は多くなかったけどな。

石井スポーツの試乗会をやってたからかな?

リフトで一緒になったスキーヤーが
「初めてガーラに来たけど、いや〜、スキーヤーが多くて
気を使わなくて良いので、(気分的に)楽ですね〜」と
言っていたので、なんだか不思議な感じだ。

結局、雨は11時半ころから降り出してしまった。
ちょっと早かった。
でも、カラダが弱っていたし、股関節の調子も万全ではないし、
雪もさらにクサってきつつあったので
早々に上がって正解だったかも。

まとめ:この時期のガーラは、朝一が狙い目。

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第52回 スキー技術戦 2015 印象に残った滑り [スキー]

YOUTUBEで何本か滑りを見ることが出来た。

印象に残った滑り&シーン&選手

●決勝2日目
武田竜選手のフリー。
速くてスタイリッシュ。レーサー特有のオーバーパワー感がなく、素晴らしい切れ味。
少し多めの上体の動きだが、決してムダではなく
逆にダイナミックで、伸びやかに走るスキーがカッコ良かった。
初参戦とは思えない完成度だった。

●決勝2日目
金子あゆみ選手の不整地小回り。
小さなカラダを全身使っての、攻めの滑り。
難しいコンディションを攻めきる、強い意志を感じた。
魂のこもった滑りに見えた。

●決勝2日目
佐藤麻子選手の不整地小回り
難しいコンディションを完全に支配下に置いた安定した滑り。
なおかつ速い。
上手さが際立つ滑りだった。

●決勝2日目
丸山貴雄選手→柏木義之選手
この二人の優勝争いは面白かった。

フリーでは、完璧なスキー操作で丸山選手がラップを出して歓声が上がる中、
スタート地点の稜線の後から、独特の、超低く構えた姿勢で柏木選手が現れ、
そこからやたらと走るスキーで、丸山選手と同ラップをたたき出す場面。
鳥肌がたった。

さらに不整地小回り。
丸山選手がラップに迫る284ptを叩きだして、会場の雰囲気が絶頂に達する。
最終滑走の柏木選手、その会場の興奮を楽しむような仕草からのスタートシーン。
千両役者ぶりがスゴイ。

●決勝2日目
前走 西伸行選手の不整地小回り
デモンストレーターたちが、ミスを連発するほど難しいコンディションを
余裕の滑り&お茶目なコザックで盛り上げた。
さすが世界で闘うモーグルスキーヤー! やはりスギョイ。
コブというシチュエーションでは
モーグルのテクニックの方が合理的なんだろなと。

●決勝2日目
皆川賢太郎選手 不整地小回り
回しすぎなくらいに板をまわしながら、コブとタイミングがあっていないのだが、
アタマがまったく動かない。
ものすごい身体能力を感じる。
技術戦に間に合わなかったかもしれないが、
ポテンシャルの異常なほどの高さを見せつけられた。

スキーマニアのための戦いだけど、
やっぱり面白かったなぁ。

スキーはこんなに面白いのに、
世間のみんなは、滑らない、見ない・・・。
本当にもったいないね。

最後に、動画をアップしてくれた方に感謝!!!

第52回 スキー技術戦 柏木選手のスゴさ。真のスキーの上手さとは? [スキー]

スキーマニアのための大会。

普通の人が見ても、みんな同じ滑りにしか見えない。

よく見ると、みんな個性的で、全然違ってて、、ハマると面白い。
(まぁ、どんなスポーツもそうなんだろうけど)

そして、今年はなんと柏木義之選手と丸山貴雄選手が
同点優勝という珍しい結果となった。
28年ブリの出来事だそう。
女子は、佐藤麻子選手の3連覇。

注目の皆川賢太郎選手は13位にとどまった。

52.jpg
http://www.gisen.info/finalround2/

テレビ中継もなく、ムービーのアップも少なく、
レポートも少ないので、詳細は分からないけど、
柏木選手が6年ブリに優勝という。

カービングスキーの登場と共に始まった柏木選手の黄金期。

しかし、下の世代の台頭とともに、
しばらく勝てなかった。

その間には、彼の代名詞でもあったサロモンからの
マテリアルチェンジなどもあり、
常勝柏木としては、本人は苦悩したのではないか。

それでもトップ3に入り続け、
気持ちを切らす事無く、今回見事に優勝した。

すごい。

今年40歳。

基礎スキー界のケリー・スレーターみたいな。(^^;

小柄なカラダを全身使って、スピード感を演出する滑りは
(どちらかというと、シンプルで力強い滑りが好きな自分はあまり好きではないけれど)
実際にその滑りを見た人からは、スキーの走り・迫力は尋常じゃないらしい。

一時は、みんな柏木選手のフォームを真似したりして
検定で減点されたりしてたね。

採点競技だから、本人が納得できた滑りでも
点数がでなかったり、
型破りな滑りも評価が割れたり、難しい競技。

反面、女子の佐藤選手や、松沢聖佳選手のように
不動の女王と呼ばれる存在もあって、
勝てない時にモチベーションを保ち続けるのは
非常に困難な世界でもある。

それだけに柏木選手の6年ブリの40歳での優勝というのは凄さがある。

渡辺一樹選手は「ミスター技術戦」と言われたが
柏木選手は「超ミスター技術戦」だ。

だって、まだ勝てそうだし。
本当にスゴイ選手だ。

***

ところで、スキーの上手さとは何だろう。

皆川選手は、おそらく出場選手の誰よりも速く(コブ以外)、
安定して滑れるにも拘わらず
点数的にはトップ10の選手に及ばない。

去年引退した、アルペンスキーヤー佐々木明選手。
彼のオールマウンテンスキーは、これまた変わってる。
直線的にトップスピードで走って、ギュンと曲がる。
体勢が崩れる事を恐れない。

見ててヤバい!と思う。

しかし次の瞬間、気持ち良さそうにターンを繋いでいく。

完全にこちらの固定的なスキー感を裏切って行く。

おそらく、こんなスキーも点数が出ないのだろう。
彼にしか出来ないスキーだ。

技術戦は「日本一上手いスキーヤーを決める」と言われるが、
本当はデモンストレーターのトップを決める大会だ。
だからSAJの中でも「競技部」ではなく「教育部」の管轄だ。

なので、本当の意味での「日本一上手い」スキーヤーを決めるには
技術戦の枠組みではないイベントが必要だと思う。

そういう場で、スキーの「凄さ」や「かっこよさ」をアピールできれば
スキー人口が増えたりするのかも。

アイスバーンの急斜面を高速で滑るアルペンレース、
大きなコブ斜面を直線的に滑るモーグルorコブ斜面レース、
非圧雪で至る所に障害物のあるオフピステ、
この三つを「速く」、「安定して」、「スタイリッシュ」に
滑れる選手を決める大会があったらと思う。

分かりにくい採点だけに頼らず
タイム+採点で評価されれば、
真の日本一が決まるのではないかと思ったりする。

日本一「上手い」より「スゴい」スキーヤー決定戦だね。

やってくれないかなぁ。

PS.
柏木選手40歳、丸山選手も一つしか違わないのかぁ。
って〜ことは、そろそろ下の世代が頑張らないとヤバイんでねーすか。

HEAD  i-supershape speed いい!! [スキー]

今シーズンのスキー、まずは苗場でシーズンイン。

ニュースキーを苗場の@ampでチューニングしていただいた。
ここのチューニングは結構良くて、
今までやってもらった、在京のショップよりもエッジの処理とか自分好み。

苗場で、「今年もよろしく!」なんて挨拶でシーズンが始まるのも、なんか良いのだ。

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その後、赤沢、岩鞍、ノルンとスーパーシェイプスピードさんで滑った。
いや〜、すばらしい。
大回りから小回りまで、ホントにいい。
まずトップの捉えが早い。シェーレンのクセがあるので、
トップからしっかりと雪面を喰ってくれるので、ちゃんと気を配ることで
この悪癖の修正に一役買ってくれている。
でもって、まさに絶妙な撓み具合と適度な反発。
深周りの大回りでも、撓みから反発を引き出して、切りかえで加速してくれる!
さらに、非圧雪の悪雪の突破力もあって、
多少荒れた斜面で、雪面が見えにくい天候だったりしても
スキー板を信用して滑る事ができる。
さらにさらに、コブでの取り回しの良さ。エッジをバターナイフのように使って
柔らかくコブを超えることが出来、なおかつ素早く反応できる。
そして降るカービングでは、深いエッジ角でギュイーンと滑る事もでき、
メリハリつけまくり!

すっげー良い板だ!

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赤沢スキー場↑
子供達の歓声がこだまするスキー場。
リフト券が安い!
コースは少ないけど、意外と楽しい。
例えば課題を持って滑るなら、このスキー場で充分。
シングルリフトで、カタカタ揺られるのも、風情があっていいね。

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家族で行ったブランシュたかやまスキー場↑
すばらしいコンディション。
ここではHEADのIXRC1100で滑った。
やはり、最新のスキーよりトップの捉えが、少し遅い。
SuperShape SPEEDで滑りたかったにゃ〜

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尾瀬岩鞍↑
SPEEDのポテンシャルを充分に引き出すべく向かったけど、
足前がつたなすぎて・・・。
でも、ロンググルーミングバーン、非圧雪バーンなど
タップリ滑れ、鼻水が後に流れるほど爆走した。

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ノルン水上↑
こじんまりしたスキー場だが、大人気らしく、
お客であふれかえっていた。
小回り、大回り、コブなど、いろいろ滑れた。
それにしても、こんなに混んでるとは・・・。
これなら赤沢の方がいいなぁ。

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