SSブログ

柔らか過ぎるスキーブーツは・・・ [スキー]

スキーブーツは自分のスキルやスタイルにマッチしたものを選ばないとダメだ。

今回は、それを痛感した。

シーズン途中でブーツが壊れたので新調したのだが、
スキー旅行の予定や、予算の都合やらで
お店の在庫の中からATOMICのフレックスが100のブーツを選んだ。
中級者用だ。

s-sk300862_1.jpg

今まではHEADの中上級用の110を履いていた。

Unknown.jpeg

100と110ではそれほど違うまいと思ったし、
お店でフィッティングした時にも、それほど差は感じなかった。

実際に滑ってみると、整地やパウダー、コブでは問題がなかった。
問題は不整地だ。
何日もピステンをかけてないような、荒れたバーンを
ある程度のスピードで滑る時だ。

fe49ddeb.JPG

IMG_9062.jpg

こういう、コブになる前というか、ただの荒れ地というか、
そういう状態の斜面を滑り続ける時に問題が起こる。

短い距離なら何ともないが、例えばこの時期の岩鞍のような
1本が長い斜面だと異常に疲れる。
特に中・大回りで、ある程度の速度で走りたいときに困る。

小回りはそれ程問題ないが、長い荒れ地コースを
ずっと小回りし続けるワケにも行かない。

柔らか過ぎるので、細かなギャップでスネが前後する度に
ブーツがそれを跳ね返してくれずに、荷重点も前後してしまう。
それを避けるために、自力でセンターをキープしようとして
余分な力が使われ、脚部の動きが制限されてしまう。

バックルを締めずに滑っているのと近い状況になる。
もちろん、自分がもっと上手ければ、
どんな荒れ地でもセンターを外さないスキーヤーならば
大丈夫なのだろうが。。。

HEADのVECTOR110は、柔らかいのに振動やギャップを
跳ね返すというよりは吸収して、ある程度しっかりと持ちこたえてくれた。

ATOMICのHAWX100は、そこで持ちこたえられずに、
グニャッとなってしまい、ポジションが崩れるし、タイミングがズレる。

そしてバックルを一段きつめに締め直さないといけなくなる。

100と110で、そんなに違うか?というくらいに違った。

今まで、自分の技量以上の固すぎるブーツを選んで
失敗した友人を何人も見てきたが、
柔らか過ぎる事で失敗した人を知らなかった。

今回の事で、改めてスキーブーツは自分の技量やスタイルにマッチしたものを
妥協せずに選ばないといけないと思った。


nice!(0)  コメント(0)