第52回 スキー技術戦 柏木選手のスゴさ。真のスキーの上手さとは? [スキー]
スキーマニアのための大会。
普通の人が見ても、みんな同じ滑りにしか見えない。
よく見ると、みんな個性的で、全然違ってて、、ハマると面白い。
(まぁ、どんなスポーツもそうなんだろうけど)
そして、今年はなんと柏木義之選手と丸山貴雄選手が
同点優勝という珍しい結果となった。
28年ブリの出来事だそう。
女子は、佐藤麻子選手の3連覇。
注目の皆川賢太郎選手は13位にとどまった。
http://www.gisen.info/finalround2/
テレビ中継もなく、ムービーのアップも少なく、
レポートも少ないので、詳細は分からないけど、
柏木選手が6年ブリに優勝という。
カービングスキーの登場と共に始まった柏木選手の黄金期。
しかし、下の世代の台頭とともに、
しばらく勝てなかった。
その間には、彼の代名詞でもあったサロモンからの
マテリアルチェンジなどもあり、
常勝柏木としては、本人は苦悩したのではないか。
それでもトップ3に入り続け、
気持ちを切らす事無く、今回見事に優勝した。
すごい。
今年40歳。
基礎スキー界のケリー・スレーターみたいな。(^^;
小柄なカラダを全身使って、スピード感を演出する滑りは
(どちらかというと、シンプルで力強い滑りが好きな自分はあまり好きではないけれど)
実際にその滑りを見た人からは、スキーの走り・迫力は尋常じゃないらしい。
一時は、みんな柏木選手のフォームを真似したりして
検定で減点されたりしてたね。
採点競技だから、本人が納得できた滑りでも
点数がでなかったり、
型破りな滑りも評価が割れたり、難しい競技。
反面、女子の佐藤選手や、松沢聖佳選手のように
不動の女王と呼ばれる存在もあって、
勝てない時にモチベーションを保ち続けるのは
非常に困難な世界でもある。
それだけに柏木選手の6年ブリの40歳での優勝というのは凄さがある。
渡辺一樹選手は「ミスター技術戦」と言われたが
柏木選手は「超ミスター技術戦」だ。
だって、まだ勝てそうだし。
本当にスゴイ選手だ。
***
ところで、スキーの上手さとは何だろう。
皆川選手は、おそらく出場選手の誰よりも速く(コブ以外)、
安定して滑れるにも拘わらず
点数的にはトップ10の選手に及ばない。
去年引退した、アルペンスキーヤー佐々木明選手。
彼のオールマウンテンスキーは、これまた変わってる。
直線的にトップスピードで走って、ギュンと曲がる。
体勢が崩れる事を恐れない。
見ててヤバい!と思う。
しかし次の瞬間、気持ち良さそうにターンを繋いでいく。
完全にこちらの固定的なスキー感を裏切って行く。
おそらく、こんなスキーも点数が出ないのだろう。
彼にしか出来ないスキーだ。
技術戦は「日本一上手いスキーヤーを決める」と言われるが、
本当はデモンストレーターのトップを決める大会だ。
だからSAJの中でも「競技部」ではなく「教育部」の管轄だ。
なので、本当の意味での「日本一上手い」スキーヤーを決めるには
技術戦の枠組みではないイベントが必要だと思う。
そういう場で、スキーの「凄さ」や「かっこよさ」をアピールできれば
スキー人口が増えたりするのかも。
アイスバーンの急斜面を高速で滑るアルペンレース、
大きなコブ斜面を直線的に滑るモーグルorコブ斜面レース、
非圧雪で至る所に障害物のあるオフピステ、
この三つを「速く」、「安定して」、「スタイリッシュ」に
滑れる選手を決める大会があったらと思う。
分かりにくい採点だけに頼らず
タイム+採点で評価されれば、
真の日本一が決まるのではないかと思ったりする。
日本一「上手い」より「スゴい」スキーヤー決定戦だね。
やってくれないかなぁ。
PS.
柏木選手40歳、丸山選手も一つしか違わないのかぁ。
って〜ことは、そろそろ下の世代が頑張らないとヤバイんでねーすか。
普通の人が見ても、みんな同じ滑りにしか見えない。
よく見ると、みんな個性的で、全然違ってて、、ハマると面白い。
(まぁ、どんなスポーツもそうなんだろうけど)
そして、今年はなんと柏木義之選手と丸山貴雄選手が
同点優勝という珍しい結果となった。
28年ブリの出来事だそう。
女子は、佐藤麻子選手の3連覇。
注目の皆川賢太郎選手は13位にとどまった。
http://www.gisen.info/finalround2/
テレビ中継もなく、ムービーのアップも少なく、
レポートも少ないので、詳細は分からないけど、
柏木選手が6年ブリに優勝という。
カービングスキーの登場と共に始まった柏木選手の黄金期。
しかし、下の世代の台頭とともに、
しばらく勝てなかった。
その間には、彼の代名詞でもあったサロモンからの
マテリアルチェンジなどもあり、
常勝柏木としては、本人は苦悩したのではないか。
それでもトップ3に入り続け、
気持ちを切らす事無く、今回見事に優勝した。
すごい。
今年40歳。
基礎スキー界のケリー・スレーターみたいな。(^^;
小柄なカラダを全身使って、スピード感を演出する滑りは
(どちらかというと、シンプルで力強い滑りが好きな自分はあまり好きではないけれど)
実際にその滑りを見た人からは、スキーの走り・迫力は尋常じゃないらしい。
一時は、みんな柏木選手のフォームを真似したりして
検定で減点されたりしてたね。
採点競技だから、本人が納得できた滑りでも
点数がでなかったり、
型破りな滑りも評価が割れたり、難しい競技。
反面、女子の佐藤選手や、松沢聖佳選手のように
不動の女王と呼ばれる存在もあって、
勝てない時にモチベーションを保ち続けるのは
非常に困難な世界でもある。
それだけに柏木選手の6年ブリの40歳での優勝というのは凄さがある。
渡辺一樹選手は「ミスター技術戦」と言われたが
柏木選手は「超ミスター技術戦」だ。
だって、まだ勝てそうだし。
本当にスゴイ選手だ。
***
ところで、スキーの上手さとは何だろう。
皆川選手は、おそらく出場選手の誰よりも速く(コブ以外)、
安定して滑れるにも拘わらず
点数的にはトップ10の選手に及ばない。
去年引退した、アルペンスキーヤー佐々木明選手。
彼のオールマウンテンスキーは、これまた変わってる。
直線的にトップスピードで走って、ギュンと曲がる。
体勢が崩れる事を恐れない。
見ててヤバい!と思う。
しかし次の瞬間、気持ち良さそうにターンを繋いでいく。
完全にこちらの固定的なスキー感を裏切って行く。
おそらく、こんなスキーも点数が出ないのだろう。
彼にしか出来ないスキーだ。
技術戦は「日本一上手いスキーヤーを決める」と言われるが、
本当はデモンストレーターのトップを決める大会だ。
だからSAJの中でも「競技部」ではなく「教育部」の管轄だ。
なので、本当の意味での「日本一上手い」スキーヤーを決めるには
技術戦の枠組みではないイベントが必要だと思う。
そういう場で、スキーの「凄さ」や「かっこよさ」をアピールできれば
スキー人口が増えたりするのかも。
アイスバーンの急斜面を高速で滑るアルペンレース、
大きなコブ斜面を直線的に滑るモーグルorコブ斜面レース、
非圧雪で至る所に障害物のあるオフピステ、
この三つを「速く」、「安定して」、「スタイリッシュ」に
滑れる選手を決める大会があったらと思う。
分かりにくい採点だけに頼らず
タイム+採点で評価されれば、
真の日本一が決まるのではないかと思ったりする。
日本一「上手い」より「スゴい」スキーヤー決定戦だね。
やってくれないかなぁ。
PS.
柏木選手40歳、丸山選手も一つしか違わないのかぁ。
って〜ことは、そろそろ下の世代が頑張らないとヤバイんでねーすか。
2015-03-16 16:13
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