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2度目の2025スキーニューモデル試乗会

来シーズンの板を何にするか決めかねて、3/10の別の試乗会に参加してみた。

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久々、大好きなブランシュたかやま。
寒気の影響で、ハイシーズン並みのコンディションとなった。

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薄く積もった雪の下には、ハードパックされた下地斜面が広がり
きちんと手入れされたエッジで縦に切れ込むと、綺麗に噛んでくれるコートは、試乗にうってつけとなった。
前回のシャバ雪での菅平より幾分速く、だいたい60キロ代のスピード域で、色々と試してみた。
2月の菅平での試乗会では、家族もいたので大急ぎでの試乗だったが、今回は一人なので、良い雪質でじっくり考察しながら乗り込んでみた。

—————

【HEAD WC rebels e-Race pro】 (170cm)

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前回気に入った、この子からスタート。
やっぱいいね。
堅目の斜面でも難なくエッジが噛んでくれる。
トップとテールが雪面を強く捉え、ハリの強い板が撓んで作られる安定した足場を感じて、内傾角を大きく作れる。
谷回りで捉えたトップが、中盤以降、内側へ入りすぎない→ターン後半でテールが山側へ引っ張りすぎずにリリースできる。
そして撓み返しのタイミングもちょうど良く、反発をもらいながら次のターンへ入っていけるので、切り替えで加速できているような感じを得られる。

ただ、この時は気づかなかったけど、他の様々な板に乗った後では、もう少しシャープさがあると良いと思った。で、出品目録みたら乗ったのは170なんだよね。165だともう少しシャープなのだろうか?
それとも、よりシャープさを求める人にはe-SL EVOなのかな?
ただそれだと僕は撓ませられない。

―――――

【BLASTRACK ELIXIR L】

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眉間に皺を寄せ、角を立ててカービングするのではなく、面を使って柔らかく踏んでやると、板がやさしく応答してくれる。
いい意味で足元の軽さが際立つスキー。
体重移動を大きくゆっくり、ソフトタッチでしてあげると素直に板が動いてくれた。
速さや内傾角の深さなどを追求するのではなく、ゲレンデの雪と対話しながらメローに滑るスキー。
春のかぐらや奥只見なんかで、仲間とワイワイやりながら、この板を履いて、薄着で滑ったら楽しいだろうなぁと思った。

―――――

【Bluemoris S-POTION Ltd】

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初めてのブルーモリス。
ビックリ。
これは良かった。
選手用の硬い板だというが、確かに強い、しかしちゃんと撓んでくれる。
撓んでくれるが、撓み切る事なくまだまだ余力を残した撓み方で、安心して全力で踏みにいけ、足場を作れる。
反発はマイルドだが非常に力強く撓み返してくれる。
その撓み返しのタイミングが絶妙で、乗り手の挙動に非常にシャープに反応してくれ、それがまた決して敏感すぎる感じではなく、いい感じで返ってきてくれる。
そんな感じで、このスキーは様々な相反する要素を高次元で調和させていて、懐の深さを感じる。
谷回りに入ろうとするとトップが素早く雪面を捉え、ショートターンで上から次のターンに入りたい時は、テールがしっかり効いて山回りを仕上げてくれる。ミドルorロングターンで次ターンを谷に落としていきたい時は、テールがスゥッと抜けて、ニュートラルを高速で駆け抜けてくれる。
全体にシットリ・どっしりとした乗り味の中で、この抜け感と走りが超絶気落ちいい。
板が勝手に走るんじゃなくて、走らせたいタイミングでビュンと走ってくれる、素直でプレーンな加速感がとても良い。
トップの捉えが早いけれど、内に入って来ようとし過ぎないから、こちらの思う通りにテールに仕事をさせられるので、走らせるタイミングを操りやすい。
これだけナチュラルに操作できると、不整地もけっこういけそう。
まぁ、実際はこれだけ強い板だと、僕の脚前では発射しちゃうかもだけど、チャレンジしたくなる。
乗っていてとても楽しく、また僕にとっては自分の限界値を少し引き上げてくれそうな板。
強さという鎧の中にしなやかさを内包したスキー。

―――――

【STOCKLI  LASER SX】

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初ストックリー。
スイスの板で、W杯でも活躍するメーカーなので、強くて硬いのかと思っていたが、この板は非常にマイルドな乗り味で、ユーザーフレンドリーな印象。
とても柔らかく、板の反発が殆ど感じられない。
2級受験者くらいから使えるし、シニアにも良いかもしれない。
面白いのは、こんなに優しいのに、スネ圧を少し強めに、上体もほんの少し前傾してやると板が撓み、ターンを走らせられる事。
ミドルターンモデルなのでトップが内に入ってこない+板の反発がないので、カービング系のショートターンは全てマニュアル操作になり、少し難しさがあるかも。
優しい感じの板だけれど、意外にスピードを出しても安定している。

―――――

【Bluemoris S-POTION】

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S-POTION Ltdがとても良かったので、もう一つあった黒いS-POTIONにも乗ってみた。
これは継続モデルで、板の作りもプレートもLtdと違うとの事。板自体のフレックスもLtdより柔らかくできているらしく、プレートもセパレートプレートなのよね。
こちらが一般上級者用との事なので、コブ使用なども考えれば、
こっちの方が実用的かと思って試乗してみた。
とはいえ、これも十分に強い。
板の味付けはLtdと同じ。強いけど撓む。俊敏に動かせるが安定感がある。強い板がグッと撓んでビュンと走る。いいね。
言われてみれば、こちらの方が少し足元の柔らかさがあるかもしれないが、十分に強く足場感も頼もしい。
そしてトップとテールが、乗り手の意思・動きにあわせて仕事をしてくれる。
このスキーも完成度高い。
ただ、今日のような最高なコンディションで、硬めのハードパックされた中斜面で思いっきりカービングすると、撓み戻しの挙動の中で、Ltdよりも僅かに詰まる感じがあったのと、トーションの差を少し感じた。トーションの設計が同じだとしたら、フレックス量の違いによって、挙動に微妙な変化があるのかも。
その辺がLtdとの違いなのだろう。
これも非常に良い板なのだが、Ltdに乗ってしまうと、Ltdの方が、強く且つしなやかで、ナチュラルでありながら気持ちよく走るという点で、何枚か上手な感じがする。
Ltdが良すぎるのだ。

―――――

【オガサカ TC-S】  (SRプレート)

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これも良かった。
履いてみると、トップが短く感じる。
乗り味はケオッズよりも粘りがあってシットリ、それでいて選手用の重たさや気難しさはあまり感じさせず、操作性の高さはケオッズと同等。
乗り手に何でもできると錯覚させてくれる。
エッジングの強さは主張しないのだが、シャープに、そして確実に雪面を捉えて切っていく印象。
清涼感にも似た走り・・・そんな感じを受ける。
来年からTC-Mシリーズがなくなってしまうが、このTC-Sはミドルターンも充分に対応できるし、何ならロングターンまでタップリ引っ張ってもストレスを感じない、汎用性の高さ、オールラウンド性がある。
ターン始動では素早くトップが雪面を捉え、板がフォールラインを向くと、そこから先は内に入りすぎる事はなく、板のセンターが滑らかに雪を切って走ってくれる。ターンの仕上げはテールが乗り手の意思を尊重して仕事をしてくれる。
エッジングの感触は「喰いつく」という感じではなく、「気がつけば捉えている」という感じ。
板の走りも、ビュンと走るというよりも、気がつけば走っているという感じ。
とにかく全てがスムーズに、流れるような挙動で行える。
強過ぎず弱過ぎず、とても素直で使いやすい。
ズレとキレの使い分けも、非常に解像度高く、精緻でシームレスに行き来できるように感じた。
他メーカーが4Kなら、この板は8Kとか16Kのレベルで、精緻な操作ができそうな感じ。
自分の足裏のセンサーが増えた感覚さえ覚える。
試乗したのはSRプレートという強いプレートが着いている仕様だが、僕レベルの標準的な脚力でも、全く問題なく使いこなせる優しさも持ち合わせている。
完成度、高い。

―――――

【HEAD Supershape e-Speed】

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とてもマイルドで使いやすい印象。
ちょっと個性的なビンディングが着いている。
変わったデザインだけど、これ、もしかしたらプロテクタービンディングってモノかしらね。
怪我予防してくれる奴。こういうのは良いね。
板はエッジグリップも穏やかで、反発も強くない。トーションはそこそこありそだ。
スピード耐性は高く、60キロレンジでは問題なし。
素直な中回り板。
ガッツリ角を立てたレーシーな滑りというよりは、ズレを伴ったカービングを主体にした滑りに適していると思う。
僕にはもう少し強さが欲しいかな。

―――――

【Volkl Racetiger GS Master】 (178cm)

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あまりに斜面が良いので、ちょっと大回り板で滑ってみたくなった。
ザク雪の菅平では全く撓ませられなかったこの板。
長さを178にして、今日のようなコンディションではどうか知りたかった。
しかし、案の定全く撓ませられなかった。でも扱える。
ターン後半で板が走る。視界の端、景色の流れ方が明らかに変わる。
最初の1ターン、一瞬体が遅れそうになるが、板の走るタイミングが解れば体を板に付いて行かせればいい。
多少のギャップも雪溜まりも、顕になった下地の硬いバーンも、全部スキーが突破してくれる。
普段履きには向かないが、やはり大回り板は爽快だ。

―――――

【STOCKLI LAZER SL】

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これは良い。
まさにマジックスキー。
理想の板に出会ってしまったかも。
ポジショニングはSXほどではないが、他社より2~3センチ前傾だ。
このポジショニング、好きだ。
滑り出した瞬間に、何をしたいのか・どう滑りたいのか、板が語りかけてくるような錯覚。
借りた板を履いているという感じがしない、人馬一体な感覚。何なんだこれ?と驚いてしまった。
トップの捉えはあくまで早く、ハリのある板だけれど撓んでくれて、ターンマキシマムにかけて圧のやり取りを繊細にでき、ターン後半からニュートラルではテールがシッカリと乗り手の意思を反映して仕事をし、抜け感タップリにズバッと爽快に走る。この走りが気持ちいい。
S-POTIONは走っている刹那、テールにどういう仕事をさせるか、0コンマ数秒の中でほんのわずかに意識がテールに向かうが、LASER SLはそんな僅かな意識さへ必要としない。
全ての挙動が、オートマチックとはかけ離れた、自らの意思の通りに操る中で行われる。
走って欲しいタイミングで走り、それまでは忠実に足元に留まって「その瞬間」に備えてくれる。
TC-Sは「その瞬間」を意識させる事なく全てがシームレスに行われるが、LASER SLは「その瞬間」を存分に楽しませてくれる。
安定した強い足場感と、機敏な反応。
そのくせ気難しいところや神経質なところが全くない。だから2級位からも扱え、プライズ保持者も余裕で受け止めてくれる懐の深さがある。
ショートターンベースだが、ロングターンまで難なくできる。「ターンを引っ張る」という意識は必要なく、大きく回り大きく走るという意識だけで、普通に大回りができる。
しかもかなり内傾角出せる。
当然キレキレのカービングショートもできる。
テールが細いので、コブでも取り回しが効く。
汎用性、メチャクチャ高い。
まぁ、この28万円の板をコブで使うには、勇気がいるだろうけど・・・。
強さとしなやかさを高次元で両立させた、良い板だわぁ。

―――――

【ATOMIC Redster S9i】

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人気板。
殆ど出払っていて、会場に出ている事すら気づかなかった。
菅平で乗ったX9が調子良かったので、ちょっと乗ってみたかったのよね。
X9は板に粘りがあってシルキーな乗り味がしたけれど、S9iはそうでもなくて、もっとカジュアルな感じがする。
全体に軽快な乗り味で、シットリとドライの中間的な味付け。オガサカのケオッズに似てる。
挙動がスマートで、板が走って体が遅れるという事もなさそうだ。
それにしても、アトミックってこんな感じだったっけ?
もっと板自体が手強い印象があったけど、とても使いやすく取り回しがいい。
ターン孤も思いのまま。素直で乗りやすい。
けど、もう一つ薄味な感じがして、もう一味あっても良い気がする。
そういう意味では、プライズ持ってる人は一つ上のS9i Proなんだろう。


―――――

【オガサカ KS-XX】

IMG_1963.jpg
3年継続しているモデル。
硬い。
板全体が硬くて、むしろ足元よりトップとテールの硬さが際立つ。
本気で踏み込めば少し撓むけど、反発が早くてタイミングが合わない。
なので直線的な滑りになる。
直線的になるけど、Racetiger GS Masterほどの安定性がない。
何つーか、硬いからこそトップが跳ねるような印象があって、振動吸収性や粘り・突破力といった部分が薄く感じて、もう一つ安心して体を預けられない。
「しなやかだけど強い」とか、「強さの中にしなやかさがある」とか、そういう板が好きなんだけれど、これは強さはあるがしなやかさがない感じがした。

―――――

以上、合計11本も借りてしまった。
自分の板も含め28本もリフトに乗り、42キロも滑ってしまった。

ブランシュ営業時間終了。
天気も良く、斜面もサイコーで、たくさん滑って心地よい疲れの黄昏時。
コーヒー飲みながら考える。

IMG_1974.jpg

今回、一番よかったのはストックリーのLaser SL。
二番手がブルーモリスのS-Potion Ltdと、オガサカのTC-Sが同率で並ぶ。
前回気に入っていたHEADのe-Race proは、上記の3機種に試乗したあと、
もう少しシャープさが欲しいと感じ、三番手となった。
Racetiger GSを借りたかったけど、ラインナップされてなかった。

ストックリ、ブルーモリス、オガサカ、いいお値段します。
良いものはそれなりの金額するのも仕方ない。
しかし、物の値段は上がってもフリーランスの収入は上がらない。

さてどうしたものか・・・。


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2024_2025 スキー試乗会 菅平 2/18(日) [スキー]

10年乗ったお気に入りのデモ板、まだ使えそうなんだけど、そろそろ・・・という事で、
ハイシーズン用のメイン機を探すため、数年ぶりに試乗会に行ったので、
全部で12台、乗った順に備忘録としてアップ。

2月中旬というのに異例の暖かさ。
暖冬、少雪。
早めの時期に試乗会に来て正解だったかも。

イベントゲレンデは裏太郎ファミリーコース。
ザブ雪で、適度に荒れたナチュラルバーンの中斜面。
写真は手前がファミリーコースの斜面。

foto.jpg


家族が昼食をとっている間に、短い時間で試乗するため、
あらかじめチェックしておいた板を中心に試乗。
去年も暖冬で、早々に雪がなくなってしまい、試乗会に行けなかった事もあり
気になっていた継続モデルも多く試乗した。

【HEAD WC Rebels e.Race】
ものすごく撓みを感じる。
トップで雪面を掴むのが早く、そこから切り替え迄に貯めた圧を解放する時に
まるでロイター板でブォンと飛んでいるようにターンができる。
おや、これは面白い。
しかも山回りまでしっかりとエッジを掴んでくれているので、
ターンの仕上げが雑と言われる僕は、もう少し丁寧にターンを仕上げられそうな気がする。

WC Rebels e.Race.jpg


【HEAD WC Rebels e.Race_pro】
突破力があり、足場感がすごく頼もしい。
ハリのある芯材だけれど、ザブ雪の中でもググッと撓んで来るのが分かり、
そこからグイグイグイーと雪をかき分け加速してくれる。
おぉ、これはいい。
ターン後半の抜けも良く、トップの捉えも早いので、内傾角を作りやすく
縦目のターン孤も、深回りもやりやすい。

WC Rebels e.Race_pro.jpg


【Volkl RACETIGER RC BLACK】
すごく扱いやすくて、ターン孤を自由に作れる。
トップの捉えが早いというより、スキーヤーのターン始動の動作にクイックに反応してくれる感じ。
なので谷回りを作りやすく、抜け出しの角度設定にも素直についてきてくれるので
ターン孤を表現しやすい。
反応が早いと言っても敏感な感じではないのが良い。その辺の塩梅が絶妙だ。
スピード耐性も高く、50キロレンジでは余裕がある。
フォルクル独特の操作性の良さだけでなく、しっかりと撓んでくれるのが好印象。
ユーザーフレンドリーなのに、上級者までカバーできる懐の深さがある。

RACETIGER RC BLACK.jpg


【Volkl RACETIGER GS MASTER 173cm】
せっかくなので、デモ系トップモデルにも乗せていただいた。
ザブ雪を切り裂いて、何一つ苦労せずに荒れた斜面を滑れる。
フォルクルらしい操作性の高さで、何の苦もなくゲレンデを降りてこられ、
それなりにスキーらしく滑れているが、実際はぜんぜん撓ませられてないので、
僕にはオーバースペックなのだろう。

RACETIGER GS MASTER_173.jpg


【Volkl RACETIGER GS 178cm】
この大回り系の板に乗っていると、自然に笑みがこぼれてしまう。
178cmなのに、荒れたザブ雪なのに。
GSマスターより撓みが出しやすく、しかも十分に突破力が合って
ターン後半から切り替えに向かう局面で、ギュイーンと走っていく・・・まさに悦楽。
この板はいい。
この長さもいい。
小回りもコブも多分できないけど、これは気持ちいいなぁ。

RACETIGER GS_178.jpg


【OGASAKA KS-PV】
10年ぶりくらいにオガサカのデモ板を履いたけれど、
ずいぶんとドライで軽快な乗り味になったなぁと思う。
いや、ちょっと違うか。
全体にシットリした感じの中に、粘りが薄くなって、谷回りから山回りに移行する時点での操作感を軽やかに感じるようになった、そんな表現が正しいかもしれない。
でも全体の素直な操作感は変わらない。
ターン始動の動作に素直にスキーがついてくる、ターンを引っ張る(あるいは
早く切り上げる)動作にも、何の違和感もなくスキーがついてくる。
綺麗に撓んで優しく返ってくる乗り味。
頑張って踏まなくていい、でもちゃんと踏んでやるとちゃんと撓む。
頑張って内傾角を作らなくていい、でもちゃんと必要な内傾角が自然と取れる。
そうか、試乗会で最初に乗るべきはオガサカだったんだ。

KS-PV.jpg


【RACETIGER SL】
GSマスターより固く感じた。
実際は小回りをするために忙しく体重移動をするので
ちゃんと力を伝えられず、それに対して板の反応が早すぎて、
うまく操れなかったという感じだろうか。
まぁ、やっぱりショート系の板は合わないのでしょう。

RACETIGER SL.jpg


【OGASAKA KS-AP】
素直な操作感はPVと同様。しかしもう少し撓んで板の粘りがあって、トップの捉えが早い。
ターンの抜け出しはPVの方が早いが、ターンの仕上げはAPが仕上げやすい。
ショートターンはAPの方がしやすい感じ。
なかなか良いね。
かっ飛ぶというより、緻密なターンが作れる板。
ターン孤を自在に作るという意味では、フォルクルのRCも同様だが、
もう少し精緻で細かな部分を探れる感じがする。

KS-AP.jpg


【Elan PRIMETIME44】
ビンディング位置が前寄りなのか、すごく短く感じる。
反発自体は強くはないが、板が返ってくるタイミングが早く、僕とは合わなかった。

PRIMETIME44.jpg


【ATOMIC REDSTER X7 REVOSHOCK C】
素直で癖のない板で、乗り味はオガサカのKS-PVに近いと思う。
もう少し硬く、反応がゆっくりめな感じ。
「硬い」というよりは「フレックス量が少ない」という表現の方が良いかもしれない。
とはいえ、すごく乗りやすいので、1級保持者位の足前の人は、
山全体をオールラウンドに楽しめると思う。
スピード領域も広そう。

REDSTER X7i REVOSHOCK C_162.jpg


【HEAD WCR e-SL Rebel FIS EVO14】
このクラスの板になると、たとえセパレートタイプのプレートを着けていても
僕の足前では自由に踏む事が難しい。
板に仕事をさせてターンしていくのではなく、自分で板を動かしてターンせざるを得なくなってしまう。
やっぱちょっとオーバースペックなのだ。

HEAD WCR e-SL Rebel FIS EVO14.jpg


【ATOMIC REDSTER X9S REVOSHOCK S】
X7より撓みを感じる事ができ、スキー自体も粘りがあって、むしろ乗りやすい感じがした。
上質な乗り味で、これはなかなか良いね。
ザブ雪の中でも安心して踏んで行ける安定感。
ターン後半の抜け出しのシャープさも秀逸で、かなり気持ちいい。

REDSTER X9i REVOSHOCK S_174.jpg


今回、4つも欲しい板ができてしまった。

【HEAD WC Rebels e.Race_pro】
【Volkl RACETIGER GS】
【OGASAKA KS-AP】
【ATOMIC REDSTER X9】

方向性、すっげぇバラバラww。
さて、どうしたものか・・・
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千葉県館山市平砂浦で熊と遭遇

2023年9月2日、平砂浦でサーフィン上がりに、防砂林の中の道で熊と遭遇した。
大きさは四つん這いの状態で、ゴールデンレトリバーの2倍くらい、
僕のお腹かミゾオチくらいの高さがあっただろうか。
体幅も人間より一回りか二回り大きそうに見えた。
駐車場であるRECAMP館山を通して警察に連絡してもらったが、
館山警察署は猪との見間違えとして処理。
確かに、あのような場所で熊と遭遇することは考えずらいが、とはいえ、
遭遇者である僕に詳細の確認もなしに猪と断定されてしまったのは少し残念。
9月5日に館山署に電話をして詳細を説明しようとしたが、
初めから全くとりあう気もない態度だった。

あの獣は熊だったのか、猪だったのか。
備忘録として経緯と状況を書き記しておく。
海上がりという事で、スマホもGoProも持ち合わせていなかったため、
ネットで当時の状況に近い写真を拾って、転記させていただく。

波チェック時の平砂浦。
foto1.jpg
——

サーフィンを終えた時間は正確には分からないが、
日没までに着替え終わるタイミグを計り、
海岸から駐車場に向かった。
その日の日没時間は18:06。
なので熊と遭遇した時間は、17:30~18:00までの間である。

海から上がり、夕日に照らされた綺麗な雲を見ながら、堤を下り防砂林の砂利道に入った。
平砂浦は駐車場から海岸まで、数分間、防砂林の中を歩く。
その日、駐車したのはRECAMP館山(旧ファミリーパーク)の駐車場。
防砂林を半分ほど歩いた所で、前方に大きな黒い獣が見えた。50mくらい先だろうか。
下を向いて何かクンクンしているように見えたので、
地元の人が大型犬を夕方の散歩に連れ出したのだろうと思い、
近くに飼い主が居るだろうと、構わずに近づいて行った。
ちょうどこんな感じでモゾモゾとしていた。↓
foto2.jpg

それにしてもやけにデカいなと、飼い主が見当たらないなと思いつつ、
30mくらい近づいた位だろうか、
相手の獣もこちらに気付いて顔を上げた。
目と目がばっちり合った。
耳の立ち方、くちばし(?)の感じ、頭と体のバランス。
「えっ?熊??」。そこで足を止めた。
あまりにも突拍子も無い動物に出くわしたので、一瞬我を疑った。
千葉で熊というのは、聞いた事がない。
北海道の秘境のポイントでサーフィンしていると出くわすなんて話は、
何かで読んだ事があるが・・・。
ちょうどこんな感じで、頭を持ち上げてこちらをキョトンと見ていた。↓
foto3.jpg

「熊?そんな筈ない」という思いから、立ち止まった場所で、犬だろ?他の動物だろ?と、
目を凝らして見てみたが、確かに熊だ。
胴体の太さ、首の細さ、撫で肩で、後ろ足を少し畳んだ格好だった。
熊だったら距離をとらなければ、でも目を逸らして逃げてはいけないと、
そのままの体勢で後退りして、10歩か20歩ほど後退りして、
最初に獣に気づいた辺りまで戻った。

獣に殺気は感じなかった。
「なんだコイツ?」という感じでこちらを見ていた。
こちらも距離をとった所で立ち止まって、獣の出方を待った。
まだ自分の中では「これは現実なのか?」と疑っていて、獣の姿を瞼に焼き付けていた。
同時に、襲って来たらどうするか、逃げるか、戦うか、大声で威嚇するか、
サーフボードを使って威嚇するかなど、シミュレーションしていたが、答えは出なかった。

数秒見合ったところで、熊はこちらに興味を無くしたように、
顔を少し上にして左右に振る動作をしてから、
僕から見て右手の藪の中へ入って行った。
その時のフォルム、前足が少し長く、後ろ足が短い。
犬や猪に比べて明らかに太く逞しい。やはり熊だ。
特に後ろ足の筋肉のつき方が印象に残っている。
ぐっと踏み込んで、後ろ足の筋肉に力が込められるのが見え、軽やかに藪の中に消えた。
foto4.jpg
foto5.jpg
ちょうどこんな感じ。もう少し顔を前に突き出して、
少し急いだように藪に消えた印象がある。

熊が去り、僕の中では「助かったのか?」という思いと
「これは現実なのか?」という思いが交錯していた。

ただ、駐車場へ向かうには、熊のいた場所を通らなければ行けず、
まだ近くにいるかも分からないので、
しばらく動けず、どうするか迷いながらオロオロしていた。
不思議なもので、熊と見合った時には頭は冷静に働いていたのに、
熊が去ってからは気が抜けたように臆病になってしまった。

そうしていると、海から上がって来たサーファーがいたので、事情を説明した。
千葉で熊なんて聞いたことないし、変な人だと思われないかと、
ちょっと心配だったけれど・・・。
「熊?熊は恐いなぁ・・・」と言いながら、彼は少し警戒しながらも先に歩を進めた。
実際に見ていないから進めたんですよと、駐車場で話してくれたけれど、
彼の後ろについて僕も駐車場にたどり着けた。
ありがとうございました。

RECAMP館山の店員さんに話した。キャンプ場に注意喚起しなければと思ったからだ。
彼も半信半疑。そりゃそうだ。
「狸じゃないですか?」「いや、家の近所に狸はいたけれど、そんな小さい生き物じゃないです。」
「キョンじゃないですか?」「いやいや、山で鹿みた事あるけど、そんな華奢な生き物じゃないです。」
「猪じゃないですか?」「いや、そんなズングリした生き物じゃないです。」
なんてやり取りをした。
「どの位の大きさでした?」という問いに、
「どのくらいだろう?」という保留の言葉を出したところで、
現場に戻ってみる事になった。
僕はというと、まだ近くにいるかもしれない、
こちらの様子を伺っているかもしれないと、気が気ではなかった。
現場に着くと、熊が去って行った先は、獣道になっていて、
藪がトンネルのようになって奥に繋がっていた。
foto6.jpg
↑まさに、ちょうどこんな感じ。(これは実際に熊が通った獣道だそう)

「確かに獣道になってるなぁ」という店員さんが、足跡らしきものを見つけた。
「足跡もありますねぇ、これは確かに熊ぽいな、明らかに猪や犬じゃないですねぇ。」
「マジですか?」
「ほら、コレ」と登山もやるという店員さんが指で示してくれた。
そこには草を踏み潰して行ったような、直径30センチくらいの
丸い足跡のような形があった。
ただ、草の上なので、熊の爪や指の後は残っていなかった。
ちょうどこんな大きさと形で、草を踏みつけた形になっていた。↓
foto7.jpg
僕らの見た足跡は草を踏み潰した跡なので、このようにハッキリとした
熊の爪などの跡ははなかったのだけれど、形や大きさはまさにこんな感じ。

ともあれ、熊にしろ、猪にしろ、大型の野犬にしろ、何かどデカい獣がいる事は確かなので、
RECAMP館山さんから警察に一報を入れてもらい、
注意喚起を促してもらうという事で、僕は現地を後にした。

遭遇場所はこの辺り↓
foto8.jpg

——

以上が9月2日に起きた顛末だ。


家に戻って少し調べてみた。

いくつか目撃例はあるものの、公式には千葉県での熊の生息は確認されていない。

それらの目撃例はいずれも後ろ姿だったり、横断していくのを見たというもので、
僕のように数秒以上、見合ったものは見当たらなかった。

その後、館山警察署は猪との見間違えと結論した。
猪と見間違える事はよくあるという、ただそれだけの理由。
こちらへの聞き取りもなし。

はたして猪だったのか。

僕自身、本当に熊なんてあり得るのか?と何度も目を凝らした。
横切った、後ろ姿を見たと言うものではなく、目と目が合って見合って、
何度も目を凝らして見返した。

記憶を辿って、あの時の獣の佇まいや動きと似た「猪」の写真をネットで探した。
どうだろうか。

見合った時の姿に近いのは、こんな感じだろうか?
日没後の薄闇の中なら、見間違える事はありえなくもないが・・・。
平砂浦に来た事がある人なら分かると思うが、
あそこの防砂林は背が低く、せいぜい2m〜高くても3mもない。
まだ日没前の9月の防砂林の道は、けっこう明るいのだ。
顔の位置が全然違うし、プロポーションも全然違う。
foto9.jpg

右の藪へ消える時のシルエット。ぜんぜん違う。間違えるだろうか?
foto10.jpg

そして、足跡は明らかに違う。
猪の足跡はスキー場などでもよく見かける。ぜんぜん違うのだ。
猪の脚で、私たちが見つけたような、丸い踏み潰したような跡をつけるのは無理なのだ。
猪の足跡↓
foto11.jpg

足跡らしき物のあった場所、ちょうど僕が印象に残っている、
あの、獣が後ろ足に力を込めてグッと踏み込んだ場所と一致しているのだ。

後日、あの時スマホを持っていればとも思ったが、持っていたとしても、
熊と対峙した状態で撮影なんかできなかっただろう。
熊に殺気はなかったとしても、スマホで撮影できるような状態ではなかった。
スマホを構える動きで熊が危険を感じ取れば、どんな行動に出るか予想できない。
それくらいの緊張感ではあった。

熊は埼玉にも、茨城にも、神奈川にも、東京にも生息している。
千葉だけ生息していないと決めつけるのはどうなのだろう。
これは友人に指摘されたのだが、餌になるキョンの激増も、
熊の生息を否定しきれない一因にならないだろうか。
目撃情報を最初から「見間違え」と決めつけて取り合わない、
館山署の対応には残念な気持ちが残る。
とはいえ、自分自身が目撃者でなかったなら、僕もそちら側に立っていたかもしれない。

この数日、信じてもらえない人の悲しみが少しわかった気がする。

備忘録終わり。



追記

平砂浦は、若かりし頃、初めてサーフボードにウネリから立てた、
僕にとって大切な場所だ。
仲間たちとの楽しい思い出もある。
おかしな噂を広めるのは本意ではない。
しかし、僕の中ではあの獣は猪ではないので、
キャンプに来た子供や、地元の方が遭遇して、
怪我したりなんて事も望んでいない。

もし偶然このブログを見つけた人がいたら
熊にしても、猪にしても、残飯やゴミの処理、人気のない時間帯の森への出入りは、
少し気をつけた方が良いかもしれない。

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スキーポール購入  キザキプロシード TLカーボン14 [スキー]

新しいスキーポールを買った。

キザキ プロシードTL14カーボン

レッド。

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コロナになって滑りに行く回数が激減した事もあり、ここ数年はスキー道具を新調していない事から、今シーズン新たにスキーポールを新調する事にした。

昔のテレスコと違い、スウィングウェイトがすごく良い。

10年前のシナノのビートRCを持っているが、さすがにソレには及ばないものの、かなり近いバランスで、ブンブン振っていける。
今でも普及版のカーボンポールよりぜんぜん良さそうだ。

ところで、このポールの特徴は、その独特のグリップ形状だ。

IMG_1098.jpg

僕は滑っていると自然に脇を閉めてしまう癖があるため、親指をグリップトップにおくスタイルにしている。そうすると脇が必要以上に閉まらずに見栄えが良くなる。
昔は小指〜薬指側で竹刀のように操作していたが、ここ10年以上は親指〜中指側で操作している。
グリップもそうした握りの形状を考慮した物を選んできた。

例えば同じシナノでも、上は小指支点操作を想定したグリップ。下は親指支点を想定したグリップだ。

shin16-skpg44f-1.jpg

145301113.jpg

このようにスキーポールも各人の滑りのスタイルに合わせた物を選ぶ時代。
今回のプロシードTLカーボンは、さらに親指側操作に特化した独特な形状だ。

説明グリップ.png

すごく握りやすい。
無理なく親指を上に置けるので、上半身や上腕の脱力に良い影響を得られそう。

とはいえ、僕はコブの中ではグリップトップに親指をかけて操作はしない(というか出来ない)ので、そうしたシチュエーションで使いやすいのかどうか、しばらく購入を躊躇していたが、実際に握ってみると親指をグリップトップに置かなくても、普通に操作しやすかった。

ストラップの位置をオフセットしたというのも特徴のようだ。

説明2.png

コレに関しては、実際どの程度効果があるのか分からない。
もう少し柔らかい素材だと良い気がする。

ともあれ、この個性的なスキーポールは、親指をグリップトップに置く人には、お勧めできるポールだと思う。

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買う前にスキーポールのレビューを探したが、世の中には意外に少ないようなので、今回書いてみた。

もし迷っている人がいたら、参考になれば嬉しい。


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マスク社会の方が経済優位性があるのよ

2022年になって、日本政府=厚労省=感染研が初めてCOVID-19の空気感染を認めた。
しかし、世界ではすでに2020年から空気感染が常識となっており、
「遅い」と批判されつつWHOも2021年には、空気感染が主たる感染原因であると認めた。
その間、日本社会では飛沫感染と接触感染の対策しか行われず
換気の重要性が軽視され続けてきた。

それでも日本が欧米より感染者を少なく保てていたのは、マスクに対する嫌悪感の少なさが
ファクターXの一つを構成しているからに他ならない。

しかし5月になり、突然タガが外れたように、マスコミでノーマスクキャンペーンが始まった。
「経済の人」や「ビジネスの人」が、突然ノーマスクを推奨し始めると、
政府=厚労省=感染研は、マスク着用のガイドラインと称して
室内でも会話をしなければマスク着用の必要なしとした。

いや、ちょっと待て。
つい一ヶ月前、反マスク運動の団体から逮捕者を出してたじゃないか。

 2022-05-24 13.21.31.jpg

「空気感染」を認めなかった日本社会が、「空気」で物事を都合よく動かすことに驚く。
「空気の感染」にあまりに脆弱な社会。

それにしても、いろんな事象がノーマスクはヤバイと、反対方向のベクトルを指し示していると
思うのは僕だけだろうか?

例えば死者数。
日本の死者数は役3万人だが、その内1万人が2022年の2月〜4月に出ている。
現在第六波だが、もっとも死者を出している状態が現在進行系だ。

例えば政府による入国規制緩和。
実に八割の国から、検査なしワクチンなしで入国できるようにするという。
日本より遥かに感染者数の多い国からもだ。
海外からノーガードで入国を受け入れるなら、マスクした方が良いんじゃないか?

例えば子供の肝炎の増加。
COVID-19がその発症に関係している可能性を示唆する論文(プレプリント)が出た。
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2022.05.16.491922v2.full.pdf

例えばサル痘の流行。
原因不明。世界同時多発的に発生している。

例えば日本の施設の換気設備の不徹底。
学校の体育館や教室、イベント会場など、政府が飛沫対策しかしてこなかったから
COセンサーや空気清浄機、換気扇の協力化などの導入が遅れている。

例えば医療人材・医療資源の不足。
ノーマスク、人的往来の増加をすれば感染者も増えるので、当然その前に
医療従事者を確保しておかなければならないはず。
しかしそれは進んでいないばかりか、薬局では薬剤不足が続いており
野放図に感染を増やせば、治療を受けられない人が増える。

他にも数え上げればきりがないほど、ノーマスク社会に持って行ってはマズイのでは
という要因が上がってくる。
医療の観点からマスクの有用性を確認した論文などのエビデンスも、いくらでもある。

今、経済の人やビジネスの人の多くが、「マスクは規制のシンボル」として
ノーマスクに舵を切ろうとしているが、
ウイズコロナ社会で経済活動もしたいならば、実はマスクを付けたほうが
経済優位性があるという論文が出ているのだ。

https://www.thelancet.com/journals/lanpub/article/PIIS2468-2667(22)00040-8/fulltext

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要約すれば、
マスクをしていたほうが入院リスクが減る

医療費が減らせる

生産性が上がる
という訳だ。

様々なベクトルが、まだまだコロナ禍が終わっていない事を示している中
経済も回したいと言うのであれば、リスクをどうやって減らせるかを
真摯に考える必要がある。

経済の人が、コロナ禍の怨念を込めてノーマスクキャンペーンを貼るのは、
僕には論理矛盾にしか見えない。
TVメディアは、おかしな空気を感染させるのはやめて欲しいと思う。

今まで、科学的、合理的に思考することをしてこなかった日本社会。
たまたま出来ていたリスク回避手段であるマスクを、
空気を作って安易に捨て去って良いのだろうか?
経済を回したい人こそ、感情論でなく、マスクの重要性を再確認したらどうだろうか?

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Surfrider Foundation Japan is dead. [サーフィン]

Surfrider Foundation Japan (SFJ) has issued a statement approving the Japanese government's decision to release contaminated water from the Fukushima nuclear power plant into the ocean in April 2021.
Surfrider Foundation Japan (SFJ) has issued a statement approving the release of contaminated water from the Fukushima nuclear power plant into the ocean.
This is so bad that I couldn't help but write about it.
SFJ has fallen so far, hasn't it?
It's so dumb.

https://www.surfrider.jp/information/6305/

1-SFJ_kenkai.jpg

Quote: ---------------

SFJ's Position on the Release of Treated Water from Nuclear Power Plants into the Ocean and Future Initiatives

SFJ's position on the release into the ocean of the treated water that continues to accumulate in the tanks on the premises of TEPCO's Fukushima Daiichi Nuclear Power Station (hereinafter referred to as "treated water from nuclear power plants") and its future initiatives

SFJ will not issue a statement against the release of treated water from nuclear power plants into the ocean.

The reason is that there is no other way, and it is internationally recognized that releasing the treated water into the ocean after treating it as much as possible is the most rational way with the current technology.

We believe that we need to be close to the people of Fukushima who are suffering from harmful rumors, and that we need to make positive changes in our own lives and in our society so that such a nuclear accident will never happen again.

End of quote from ---------------


The Japanese government has stated that contaminated water above the discharge standard will be diluted with "seawater" and discharged into the "ocean".
This is a ridiculous plan that makes no sense in the absence of any restrictions on the total amount.
Will the environmental groups support this crazy plan?
I'm disillusioned by the way they defend it as "the only rational way.
Where is the rationality in this plan?

The statement gives a lot of reasons for the approval, but it's also full of big lies.
It's a carbon copy of what the bureaucrats at the Ministry of the Environment are saying.
I'd like to ask them to think for themselves a little.


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(1) There is no other way → [Lie].
There are a number of concrete, feasible counter-proposals being proposed from various sources.
The government and TEPCO didn't want to spend the budget and time, so they came to a "conclusion" from the beginning.
Since the government and TEPCO did not want to spend budget and time, they did not consider the issue properly.
SFJ did not do their own research, and it is doubtful that they really discussed this internally.
On the other hand, if they did discuss it, it's even worse.

2) It is internationally recognized as a rational method → [Lie].
Not only China and South Korea, but even Taiwan, a pro-Japanese country, is against it. Not only China and South Korea, but even Taiwan, a pro-Japanese country, is against it.
Europe is taking a wait-and-see attitude, and only the U.S. is expressing support.
How can such a situation be considered an international consensus?
In fact, as many as 311 NGOs in 88 countries, including those in the Arab region, have expressed their opposition.

(3) We stand by the people of Fukushima who are suffering from harmful rumors → [Lie].
Not only the local fishing cooperatives, but also all 38 surrounding fishing cooperatives are against the project.
If you are a surfer, stand up to the fishermen and protect the ocean.
In addition, TEPCO promised in a document to the Fukushima fishermen's federation that it would not dispose of any contaminated water unless it was understood.
The SFJ is asking the government and TEPCO to take action.
We can only say that SFJ is cozying up to the government and TEPCO.
Their stance of taking a stand against the residents, while claiming to be there for them, is like that of the Okinawans who oppose the construction of a new US military base.
This is exactly the same as the Japanese government's stance of "cozying up to the Okinawans" while suppressing the Okinawans' opposition to a new US military base.
This is exactly the same as the Japanese government's stance of "standing by Okinawa" while suppressing Okinawans who oppose the establishment of a new U.S. military base.
It is the same as a DV man who says he loves you but is violent.
The worst kind of deception.
It's really dumb.

4) To prevent such a nuclear accident from happening again → [Deception].
At some point, SFJ changed to accepting nuclear power plants.
The SFJ is deeply dependent on the IAEA and ICRP, and has stopped thinking that everything is OK as long as it meets their standards.
In particular, on the issue of nuclear power, the SFJ is deeply dependent on the theory of the IAEA or ICRP, and has stopped thinking that everything is OK as long as it conforms to their standards.
This is why we are not moving in the direction of "de-nuclearization.
This is why he has come to speak from the standpoint of "coexistence with nuclear power.
The true meaning of these words is "Let's make sure TEPCO does their job.
They don't have the idea of "Let's stop nuclear power generation so that accidents like this don't happen again.

5) Society needs to change in a positive way → [Deception].
It's true that we can't move forward if all we say is negative.
However, in some cases, if we don't firmly say, "What's wrong is wrong," the wrongdoing will not be corrected.
It is only after such discussions that the society becomes positive.
This is especially true when it comes to environmental issues.
For example, if we want to stop overdevelopment, we can't treat the overdevelopment itself positively.
However, this is a convenient way for the "overdevelopers" to express themselves.
It is a very convenient term to use to suppress objections with superficially friendly language.
The SFJ is on that side (the side that promotes overexploitation), as can be clearly seen from its language.

Why did it become like this?

This is the about us page of the SFJ website.
Here is a slightly wrong expression due to the replacement of words.

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Quote: -------------
Non-Governmental Organizations - NGOs are citizens' organizations that operate on an international scale. They complement governments domestically and play an important role in environmental protection activities.
---End of quote

"has a complementary role to the government and plays an important role in environmental protection activities.

In this expression, an organization with a "complementary role to the government" is "responsible for environmental protection activities.

However, environmental NGOs are "private organizations established for the purpose of environmental protection activities.
As a result, they have an "aspect" of complementing the government in their protection activities.

Naturally, there will be times when they come into conflict with the government when their activities are contrary to the objectives of environmental protection.
When an organization that complements the government is responsible for environmental protection activities.
If an organization that is supposed to complement the government takes charge of environmental protection activities, it will not be able to take a stand against the government.

This misperception of NGOs by SFJ is fatal.

If you look at their website, you will see a huge diagram like this.
In this way, although they are called NGOs, they are completely subcontracted by the government.

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SFJ is a private organization that helps the government to improve its environmental policy image.

SFJ has been relentlessly following Environment Minister Koizumi on FaceBook.
In 2021, they have featured him 10 times between January and April.
Before Shinjiro Koizumi became the Minister of Environment, they didn't follow the Minister of Environment at all.
While SFJ itself is not a frequent contributor, it has been featured two to three times a month.
It's as if SFJ is a PR agency of the Ministry of the Environment or a support group of Shinjiro Koizumi.

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SFJ, as an international environmental NGO, claims to be politically neutral. But in reality, it is not neutral at all.
For example, in between the posts following Koizumi, SFJ features celebrities who support the ruling party and the activities of ruling party politicians.

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What do you think of SFJ's interest in the activities of the opposition parties?
For example, the first opposition party has been taking action on environmental issues at every turn.
For example, the first opposition party has been taking action on environmental issues at every turn, but SFJ has not shown any interest.
The SFJ does not seem to be interested.

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So what are other environmental NGOs doing to address these issues?
Let's take a look at the FB page of GreenPeace Japan, a well-known international environmental NGO.
They have a similarly favorable report on Koizumi's interaction with university students on environmental issues.
As for the opinions that conflict with the government, they firmly confront the government by quoting angry ruling party members and NYT articles.
This is because their goal is to protect the environment, not to supplement the government's environmental policies.
Different founding purposes can lead to such different results.

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I must say, I think SFJ's beach cleanup and marine plastic waste issues are very important.
I also think it is very important.
I appreciate that.
But I think it's a shame that an NGO of Japanese surfers working on environmental issues
But the Japanese surfers' NGO, which works on environmental issues, has become a pawn of the "sexy" Minister of Environment Koizumi, who was frowned upon by the world when he said, "Let's appeal environmental issues in a sexy way" at an environmental summit.
He took a superficial view of surfing and used it as a "cool and sexy" icon.
It is truly shameful to see the Ministry of the Environment happily using itself for public relations activities.

By the way, the Ministry of the Environment has been using 8,000 Bq/kg of decontaminated soil from the Fukushima decontamination process for public projects, in addition to the recent release into the ocean.
The Ministry of the Environment, in addition to this release into the ocean, is also trying to spread 8,000 Bq/kg of decontaminated soil from the Fukushima decontamination all over Japan as the foundation for levees and fill for roads as a public project.

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https://www.foejapan.org/energy/fukushima/200131.html

The plan is sloppy, and when it rains, the radioactive materials will easily move from the soil to the groundwater, and eventually to the rivers and oceans.
It is common sense in the world of radiation protection that radioactive waste should not be "diluted and diffused".
Nevertheless, the Ministry of the Environment is waving the flag for the diffusion of contaminated soil as a Japanese original.
SFJ agrees with this.
SFJ has become a subcontractor for the Ministry of Environment.

The SFJ has become a subcontractor for the Ministry of Environmental "Destruction", saying bland things, collaborating with various companies, and making stylish advertising posters.
"Let's protect nature" and "Reduce ocean plastic".
He sticks out his tongue and helps to discharge radioactive water into the ocean.
They say pretty things, ask for donations, sell products in collaboration with companies, and then sell them to the public.
I'll be doing PR work for the government, which is going to spread the radioactive soil from the radiation removal all over Japan.

As a surfer, can you forgive that?

When I first started surfing, there was an NGO created by surfers.
When I started surfing, there was an NGO created by surfers, and I was very proud to know that they were doing environmental protection activities.
That's why it's such a shame now.

The current SFJ has the same smell as the Junior Chamber of Japan (JC).
It's the Japan Junior Chamber of Commerce, a right-wing group of young elites who caused that "Uyo-kun" fiasco.
https://mainichi.jp/articles/20180314/k00/00m/040/050000c
I'm not sure what to make of this.
The idea, the people they follow, everything is very similar.
SFJ is no longer the Japanese branch of the Surfrider Foundation.
SFJ is no longer the Japanese branch of the Surfrider Foundation, but the surfing division of JC.

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The Suga cabinet is trying to reintroduce nuclear power along with renewable energy in an effort to become carbon-neutral and decarbonize Japan.
It is as if he is trying to rekindle the "nuclear renaissance" of 20 years ago.
The Japanese government's goal is to revive nuclear power generation in order to take advantage of the global movement toward a carbon-neutral and decarbonized society.
And since the government has been reluctant to promote renewable energy after 3.11, many Japanese people believe that renewable energy is more expensive than nuclear power.
The ruling party has set up a parliamentary alliance to build new nuclear power plants.
The Ministry of the Environment has also started to move in that direction.
Along with this, SFJ will probably say "coexist with nuclear power" and support the government's policy in the future.
My bet is that they will never issue a statement against the government, such as opposing the construction of new nuclear power plants.

Unfortunately, in Japan, the surfer-run international environmental NGOs will be following these lagging government policies.

Finally, I'll post this picture.
Up until 10 years ago, nuclear power was not the right energy for Japan, a country of earthquakes.
Now, nuclear power is too expensive, and in that sense, it is not suitable for poor Japan.
Once an accident occurs, there is no way to recover from it, and the risk and cost of nuclear power is too high.
Japan should not rely on such energy.

Cost comparison.jpg

If any ocean-loving surfers come across this blog, please lend a hand to stop the Japanese government and TEPCO from polluting the ocean.
And please urge your local Surfrider Foundation to stop SFJ from going down the wrong path.
Below is the URL of an article by a "decent" environmental NGO in Japan asking for international signatures.
Please help us.

https://www.foejapan.org/en/energy/doc/210413.html

210413_1_en.jpg

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Surfrider Foundation Japan の腐り方がハンパねぇ [雑感]

Surfrider Foundation Japan(SFJ)が、2021年4月に日本政府が決定した
福島原発汚染水の海洋放出を容認する声明を出したんだけどさぁ、
https://www.surfrider.jp/information/6305/

1-SFJ_kenkai.jpg

コレがあまりにも酷いので、さすがにヤバすぎて書かずにいられなくなった。
ここまで堕ちるのかね、SFJ。
ダサイわぁ。

だってさ、放出基準以上の汚染水は「海水」で薄めて「海」に流すんだぜ。
総量規制もない中で、意味ないでしょ。
こんなアホ計画を「環境保護団体」が支持する?
「唯一の合理的な方法」とか言っちゃってさ、バカじゃね?
どこに合理性があるのかね。

容認した理由が色々書いてあるんだけど、これまた大嘘だらけで、
環境省の官僚の言い分をそのままカーボンコピーしたのがバレバレなわけ。
ちょっとは自分達の頭で考えなよって思うじゃん。

こんな言説であの海洋放出を正統化してるなんて、ネット見てても特段の自民党支持者か
せいぜいネトウヨくらいだ。

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1)他に方法がない → 【嘘】
各所から実現可能な具体案は、幾つも提案されているんだよ。
政府と東電が予算と時間を使いたくないので、最初から「結論ありき」でさ、
ちゃんと検討しなかったってだけ。
SFJ、自分達で調べてないし、内部で本当に議論したのかも怪しいモンだよ。
てか、これで調べたor議論したっつったら、逆にもっとヤバイよね。

2)合理的な方法だと国際的にも認識されている → 【嘘】
中国や韓国だけでなく、親日国の台湾さへも反対しているし、隣国全部反対じゃんねぇ。
欧州はコメントみても様子見ってトコでしょ。
アメリカだけ支持してるけどね。
どこが国際的なコンセンサスなの?
実際はアラブ地域も含め88カ国、311ものNGOから反対が表明されてるんだぜ。

3)風評被害に苦しむ福島の皆様に寄り添い → 【嘘】
地元の漁協はもとより、周辺38漁協が全て反対しているじゃん。
サーファーなら漁業者達に寄り添って、海を守れよ。
しかも、東電は福島県漁連と「理解が得られなければ、汚染水のいかなる処分も行わない」って文書で約束をしておきながら、それを反故にしているんだぜ。
政府と東電に寄り添ってるとしか言えんわな。
住民と対立する立場をとりながら住民に寄り添うと言い募る仕草はさ、
沖縄問題に対する日本政府の仕草と同じだよ。
DV男が、愛してるって言いながら暴力振るうのと一緒。
サイアクの欺瞞でしょ。
ほんとダサイわ。反吐が出る。

4)二度とこのような原発事故が起こらないように → 【欺瞞】
SFJはある時点から原発容認に変わっちゃった。
特に原子力問題に関しては、原子力ムラのIAEAもしくはICRPの説に深く依存して、
その基準に合致してればOKという思考停止状態。
だから「脱」原子力発電という方向性じゃなくて、
「原子力との共存」という立場から言葉を発するようになった。
これもそう。「東電さんにしっかりやってもらおうね」って話でしかない。

5)社会がポジティブに変わっていく必要がある → 【欺瞞】
確かに全てネガティブな発言ばかりでは、物事は前に進まないが、
場合によっては「だめなモノはダメ」とシッカリと反対意見言わないと、悪事が正されないのが世の中だ。
ポジティブになるのはそういう議論が行われた後だ。
特に環境問題に関しては、そのような姿勢が求められるよね。
だってさ、例えば乱開発を止めようと思ってるのに、乱開発をポジティブに扱えないしょ。
でも、この言い方は、乱開発する側にとっては都合の良い表現だよね。
やんわりと反論を抑え込むのに、非常に便利な言葉なんだ。
SFJはそっち側に行っちゃったって事だよ。

何故、こんな事になってしまったのか。

これはSFJのサイトのabout usのページだ。
ここに言葉に入れ替えによる、微妙に間違った表現が入っているんだけど、分かる?

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「政府を補完する役割を持ち、環境保護活動に重要な役割を担う」

この表現では「政府を補完する役割」の組織が「環境保護活動を担う」となる。

しかし、そもそも環境NGOとは「環境保護活動のために設立された民間組織」であり、
その保護活動が「結果的に」政府を補完する「側面」を持つんだよ。

当然、環境保護の目的と反する場合は、政府と対立する場面も出てくる。
「政府を補完する役割の組織」が「環境保護活動を担う」となると、
政府の立場と対立する事は出来なくなってしまうでしょ。

SFJのこのような認識の誤りは致命的だ。

彼らのサイトを見ていくと、このような図もデカデカと出てくる。
これではもう、NGOとはいいつつも、完全に政府の下請け組織だよね。

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政府の環境政策のイメージアップに協力するための民間団体。それが今のSFJだよ。

SFJはFaceBookで、執拗に小泉環境大臣をフォローし続けている。
2021年は1〜4月までの間に10回も取り上げている。すげぇよね。
彼が環境大臣に就任する以前は、環境大臣なんて全然フォローしてなかったのにさ。
SFJの投稿は、それ自体決して多い方ではない中で、ひと月に2〜3回も取り上げている。
環境省の広報機関か、セクシー進次郎の後援会みたいでしょ。

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SFJは国際環境NGOとして、政治的に中立であると謳ってるけど、全然中立じゃないよね。
例えばセクシーをフォローした投稿の合間には、ルーリーや自民党議員の活動を取り上げている。
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翻って野党の活動に関しては、どうか。
例えばこれは立憲民主党のHPだけど、彼らは節目節目に環境問題のアクションを起こしているが、
SFJは一向に興味を示している様子はなさそうだね。
何一つ取り上げてない。
やっぱセクシーの応援がしたいんだよね。

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それでは、他の環境NGOはどうだろうか。
国際環境NGOとして有名なGreenPeace JapanのFBを見てみよう。
同じようにセクシーが環境問題で大学生と交流した事を好意的に伝えているが、
政府と対立する意見に関しては、怒れる福島の自民党議員や
NYTの記事をを引用してしっかりと政府と対峙している。
政府の環境政策を補完する事が目的ではないからだ。
ね? 設立目的が違うと、こんなに結果が違ってくるんだよ。

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断っておくけど、SFJが取り組んでいるビーチクリーンや、海洋プラスティックゴミ問題は
私も非常に重要だと思っている。
そこに関しては、評価もしているよ。
でもさ、放射能バラ撒く巨大な環境破壊を支持してるんじゃ、
それも何のためにやってるのか、本気で海をキレイにしようと思ってるのか、
疑いたくなるよね。

それに、日本のサーファーがやってる国際環境NGOが、環境サミットで世界の顰蹙を買った
セクシーの広報部隊を嬉々としてやってるのは、本当に情けないじゃん。

そういえば環境省は、今回の海洋放出以外にも、福島の除染で出た8000Bq/kgの除染土を
公共事業として堤防の土台や道路の盛り土として、日本中にバラ撒こうともしているよね。
思い出して欲しい。

https://www.foejapan.org/energy/fukushima/200131.html

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計画は杜撰で、雨が降れば土から地下水へ、やがて河川や海に容易に放射性物質が移動していく。
放射性物質は「稀釈・拡散」させないというのが、放射線防護の世界の常識。
ジャパンオリジナルとして環境省が旗を振っていて、SFJはコレにも賛成しているのだ。
こんな環境”破壊”省の下請けになっちゃったんだよ。


当たり障りのない事言って、色々な企業とコラボして、シャレオツな広告ポスター作って
「自然を守ろう」とか「海洋プラスチックを減らそう」とか言ってる裏で
ベロだして放射能汚染水を海に流すお手伝い。
キレイ事言って、寄付募って、コラボ商品売って、
除線で出た汚染土を日本中にバラ撒くヤツらの広報活動。

それさぁ、サーファーとして許せますか?

サーフィンを始めた時、サーファーの作ったNGOがあって、
環境保護活動をやってる事がすごく誇らしかった。
それだけに、今、すごく残念だよ。

今のSFJは、日本青年会議所(JC)と同じニオイがする。
あの「ウヨくん」騒動を起こした日本青年会議所だ。
https://mainichi.jp/articles/20180314/k00/00m/040/050000c
会社経営者のボンボンが入る小金持ちの集まり。
発想もフォローしてる人脈も何もかもソックリだよ。
SFJはもう、Surfrider Foundationの日本支部じゃなくて、
JCのサーフィン部門みたいになっちゃってる。

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菅内閣がカーボンニュートラル、脱炭素とぶち上げて、世界から周回遅れで
20年前の「原発ルネッサンス」を再燃させようとしているじゃん。
自民党は原発を新設する議連を立ち上げた。
これに併せて、SFJも原子力との共存をとか言い出して、
放射能汚染をバラ撒く連中を支持していくんだよ。
賭けても良いけど、絶対に原発新設に反対するステートメント出さないと思うよ。

因みに、最後にこの写真を貼っておくわ。
10年前までは、原発は地震国日本には向かないエネルギーだったけど、
今は、原発はコストが高すぎて、貧乏な日本には向かないエネルギーになった。
カーボンニュートラルだろうが脱炭素だろうが関係ない。
貧乏な日本には、高くてリスキーな原発は百害あって一利なしなんだよ。

cos.jpg








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akira' project TWIN PEAKS すげぇ良かった [スキー]

4年待った佐々木明の映像作品。

CHYLM-NhsCn.jpg

DVDで出るのかと思ったら、なんとvimeoだった。
https://vimeo.com/ondemand/twinpeaks/473419216

早速ダウンロードしたよ、

最高でした。

「どれだけタテ長の円弧を描けるか」
「どれだけ速く滑れるのか」
「どれだけ”スゲェ”ラインを描けるか」

谷川岳のトップからドロップインするスピードは
フリーライドワールドツアーなどを見慣れている僕から見ても
考えられない初速だし、本編では、さらにそこから加速していく。

あれだけ待った瞬間も、たった1分あまりで、最速で駆け抜ける。
それはまるで、ワールドカップや五輪のレースに賭けてきた時間と同じだ。

「TWIN PEAKS」というタイトルに込められた想いを
その滑り追えた瞬間に理解した。

素晴らしい作品だった。

スキーファンのみならず、全てのスノースポーツファン必見の作品に仕上がっている。


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古いサーフボードを缶スプレー塗装でREBOOT! [サーフィン]

10年以上前にオーダーしたボード。
今は無きモンランサーフでオーダーしたんだよね。EPSが出回り始めた頃だろうか。
EPS特有の黄ばみも強く出て、此処まで黄ばんでくると海に持って行くのも初心者やあまり普段やってない人っぽく見られそうで、ちょっと勇気がいるよね。
って事で缶スプレーで再生します。

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このボード、コンケーブがメチャ深くて、パドルを止めてもスルスルと進んでくれる。テイクオフも速くて、けっこうお気に入りだった。
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デザインを決める。
最初は青1色でシンプルに塗るつもりだったんだけど、新井洋人プロが黄色いエメリーに乗ってるの見て、やっぱ黄色がいいなぁと。
しかし、ただ黄色にしてもつまらないので、せっかくのダブルストリンガーも活かし、ペイントも入れる事にした。
白い羽を広げるように描き込むことにした。こんなに綺麗なグラデできるかなぁ。
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下処理。
粗めの紙やすりでボード表面をこすってペンキを乗りやすくする。240番でやったけど、もっと粗い100番台の方がよかったと思う。
下処理が甘かったので、仕上げの細かい部分で色が剥がれたり、乗りが悪かったりした。下処理は念入りにした方が良い。
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ヤスリをかけ終わったデッキ。
それにしても、5年は乗ったのにフットマークが付いていない・・・。頑丈に作ってくれたんだなぁ。感謝。まだまだ使わせていただきます。
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マークなどのマスキング。
実際の境目よりもキモチ内側でカット。黒い部分が多少黄色と干渉しても遠目には分からない。塗り終わった後にマスキングを剥がしてボードの白地が出てしまうと直せないので一番カッコ悪い。
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デッキパッドのマスキング。
狭いスキマをマスクするのが難しかった。細かなスキマに上手くペンキが入るかどうかは賭けだわ。
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白い羽をマスキングするための型紙おこし。
完成予想図をプリントアウトして、フリーハンドで描き起こしていく。羽の部分を切り抜いて、外側をマスクにする。けっこう難しかった。
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前もって買っておいた青とクリアのスプレー。それに急遽デザインを変えたので白と黄色のスプレーを買い足した。今回、青は使わなかった。別のボードに色塗るかな・・・。
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日を改めて、ペイント開始。
まず1回目。全体にまんべんなく吹き付ける。
乾いたら2回目、そして3回目で仕上げる。
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今回、アクリルペンキにしたので、ラッカーより早く乾く。乾いたかどうかを確認するときは、ボード部分ではなくマスク部分を触って確認するとよい。
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自宅の駐車スペースにこのようなセットを作って作業を行った。
周囲の手すりや外壁にも養生を施したが、近寄って見ると養生シートにペンキがはねていた。持った以上に飛び散っている事が分かる。近くに自動車などペンキが着いてはいけないモノが無い事を確認してから作業をした方が良い。
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デッキ面が終わったらボトム側も同じように吹き付ける。
黒い文字などは、このように透けて見えるようだ。ESTサーフさんの動画のように、完全に消したい場合は、下地に白やグレーを吹いておいてから色を吹いた方がいいだろう。
それにしても、このテールの変形チャンネル。当時、ケリーのテストボードを見よう見まねで作った。ケリーのはデッキ面からこのボトムのチャンネルに斜めに空気孔が空いていて、そこから空気が通って浮力を得る様なシステムだったと記憶。これはそんな穴が空いていないので、ただの変形チャンネルだけど、意外に機能していたように思う。
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裏が終わってから、型紙をマスクにして羽を吹いていったが、ちょっと吹きすぎて白が浮いてしまった。
これだとカッコ悪いので、黄色を上から吹いて馴染ませる事にする。
しかしボトム面を塗り終わった時点で黄色ペンキが空だったので、急遽もう一本買いに走った。
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そこまで終わったら、クリアを無くなるまで数回、全体に吹きかけて寝かす。

仕事の都合などもあり、午前中にデッキ面、午後にボトム面、羽を夕方と、丸一日でやったけれど、可能であればデッキ面で一日、ボトムで一日と、時間をかけてやった方が良かったと思う。


翌日、仕上げは1200番の耐水紙やすりで磨く。ザラザラしたペンキの吹きムラや、一晩乾かしているうちに付着した異物なども取れて、市販のボードのような手触りになっていく。クリアだけでなくペーパーをかけた方がウェットにも色移りしにくそう。
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完成。
細かい部分はゼンゼンだけど、遠目に見ればマアマアかな?
エリック・クリステンソンの黄色いフィッシュを持っているので、それとお揃いっぽい感じになるかなぁ・・・どうだろう。
羽も黄色を上から吹いて馴染んだと思う。

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(クリステンソン。やはり匠の仕上げ。このフィッシュはよく走って楽しい)


デッキパッドの細かい部分はこんな感じ。
何とか色は入ったけど、狭い部分の下処理が甘くて、上手く色が乗ってない部分もある。
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仕上がって部屋に入れておいたら部屋中がペンキ臭くなった。3〜4日ほどベランダでニオイ抜きしたら、殆ど臭わなくなった。
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今回塗装してみて反省点。
・ストリンガーの部分はマスキングじゃなくて、何かもっと別の方法が良かったかも。クリア吹く前にポスカで描くとか。マスキングだと、仕上がりを近くで見るとけっこうガビガビで、境目などは上手くインクが乗っていなかったりする。
・下地処理は念入りに行わないと、ペンキの乗りが悪くはげやすい。
・作業日程は余裕をもって取っておく。デッキ面塗り、ボトム面塗り、クリア仕上げと3日は見ておく必要がある。
・アクリルは早く乾くけど少し弱い感じがする。丈夫な塗装をしたければラッカーが良いかも知れない。しかし、ニオイの少ないアクリルですら、家族からペンキ臭いと大ブーイング。ニオイの強いラッカーだったらどうなるのだろう・・・。

今年の様に時間がある年じゃないと出来ないカモね。


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上昇気流が積乱雲になる様子 [雑感]

先日偶然に、上昇気流が積乱雲に成長する様子を
写真に収める事ができた。

場所:荒川河川敷 埼玉県富士見市付近
日時:2020年9月11日 16:36〜16:46

この日は暖かい空気が流れ込み、天気が不安定で各所に積乱雲が発生していた。
初めは土手から、画面左手の大きな積乱雲を撮っていた。
しかし、右手に不思議な白いスジが、空に伸び始めているのを発見。
それが見る見るうちに雲を形作り始めた所で、慌てて写真に撮った。
わずか10分程の間に、大きな積乱雲に発達した。

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手持ちのスマホで慌てて撮ったので、画角も動いてしまっているが、
白く薄いスジが積乱雲に育っていくのが分かる。

白いスジは、最初はもっと細くて薄い、煙の様なものだった。
あれが上昇気流なのだな。

当日の雨雲レーダー。
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柏と我孫子の間くらいにある雨雲が左の大きな雲で、
その下の八千代の辺りにあるのが、新しく出きた写真の雲だろうか。

当日の午後3時の天気図。
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前線が上空にあって、空気がぶつかり合っているのが分かる。

白いスジの上昇気流が、地上付近から雲を形成して、上空方向に伸びていく。
そのような発達の仕方の積乱雲だった。
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今までテレビなどの早送りでしか見た事がなかったので、
なかなか興味深い体験をした。




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