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福島の復興とは何なのか [雑感]

国連の人権委員会に、福島での健康調査が不十分で、人権上問題があるという
報告書が提出される事になったらしい。

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http://mainichi.jp/select/news/20130524k0000e040260000c.html

さらに詳しい内容は下記より
http://hrn.or.jp/activity/topic/-2/

しかし、この動きと逆行するように
安全基準をさらに緩める要請が
福島から国に、相次いで出されている。

除線をしても、年間1ミリシーベルトに
到達できない場所が多いからだ。
達成できない目標を緩めて、住民の帰還を早めなければ
村や県が復興できないという。

しかし、自治体が復興するために
住民が、より高い被曝リスクを背負うとは、
一体どういう事なのだろう。
住民を危険にさらした「復興」とは
どのような意味があるのだろうか。

また。最近聞いた話では、
配布されたガラスバッジの性能が低くて、
高い線量の地区に住んでいても、
ガラスバッジでの積算結果は、かなり低く計測されるらしい。
安いガラスバッジでは、測定限界があって、
一定未満の線量をカウントしないからだそうだ。

高価なガラスバッジは、当然、高感度なのだが、
配られているガラスバッジは安いので、
繊細なカウントができずに、切り捨てられてしまう。

「空間線量が高くても、ほら、実際はガラスバッジでは
そんなに大したことないんですよ」という事で
これまた、帰還を早めるロジックに使われる可能性があるという。

手段が目的化し、住民を危険にさらす、この国の行政のあり方に
疑問をもたないではいられない。
住民の健康と幸せを提供するはずの自治体が
復興するために住民を危険にさらす。
この矛盾をゴリ押しで通すと、
被害を受ける子供達の未来が心配だ。


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