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苗場W杯と東京五輪サーフィン会場 [雑感]

苗場でのアルペンスキーのワールドカップが無事に終了した。

スノースポーツの最高峰のイベント。

10年ぶりの開催だが、小雪や高温でどうなることかと思ったが
無事にやり遂げた。

一ヶ月前からコースを作り始め、
大会間際や開催中は夜を徹して
世界最高の名にふさわしい舞台を作り上げた。

そこにはボランティアから自衛隊に至るまで
大勢の人々の献身的な働きを忘れてはならないだろう。

下の写真は徹夜でコース整備する様子。
10-4.jpg

このサイトには、その様子が克明に描かれたいる。
http://saj-alpineteam.jp/2016/02/16/archives/3974

その結果、高温や大雨というアクシデントにも関わらず
やり遂げる事ができた。

世界最高峰の舞台を用意するというのは
これほど大変なことなのだ。
世界のトップアスリートに、その実力を存分に発揮してもらうことが
スキー界の、次世代の選手育成につながるのだ。

さて、2020年東京オリンピックで
世界で初めてサーフィンが五輪種目として行われる。
そこに、下田、一宮、湘南などが開催地として名乗りをあげている。

いずれの地も、ひとたび波があたれば良い波は立つし
下田に関しては、ロケーションもすばらしい。
しかし、開催期間にウェイティングを盛り込めない可能性が高い中、
どうやって、世界最高峰の舞台を用意するのだろう。
今回の苗場W杯を見ていると、つくづく思ってしまう。

下田、湘南は台風でも来ない限りは波がたたない。
一宮は、ある程度コンスタントに波がたつが、
世界クラスの波は、一年の内に何回立つのだろうか。

ヒザ〜コシのオンショアの入った波で
サーフィンを五輪種目にした意義は達成できるのか。

サーフィン関係者からは、世界最高峰の舞台を用意しようという
発信は聞こえてこない。

確かに、地域活性化の観点での誘致も大事かもしれないが、
最高の舞台を用意できる勝算のない立候補はどうなのだろう?

サーフィン界全体の事を考えると、
全世界のサーフィンの「サ」の字もしらない大勢の人々に
配信されてしまう事を考えると
もう少し大所高所から考えた、
サーフィン関係者からの発信が必要ではないかと考えてしまう。