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あの時の絶望感を忘れてはいけない [雑感]

安倍自民党は、原発再稼働を公約に明記することにしたらしい。
昨年末の衆院選では、3年かけて検討するなどと
言っていたのだが、わずか半年で、
国民との約束を反故にした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130511-00000006-mai-pol&1368207097

これは重大な国民との契約違反だ。
消費税を上げないとして政権についた民主党が
消費税を上げたのと同じだけの非難を浴びて然るべきだが、
そうならないのは、景気が良いから・・・ただそれだけだ。

確かに、経済は重要だが、
本当にそれでよいのだろうか?

中国人やアメリカの新自由主義者の事を
拝金主義と揶揄する人がいるが、
日本人も拝金主義に陥っている事が
見えていないのだろうか?

heri.jpg

2年前の三月。
この福島での自衛隊ヘリからの放水活動を見て、
絶望的な気持ちになった人は多いはず。
打つ手なし、という状況だった。

あの時はたまたま、三重県の建設会社社長が
ロングアーム車を思いついたために
助かったに過ぎない。

あれから二年、次に起こりうる事故が、どんなモノなのかは
誰も知ることはできない。
ひとたび暴走し始めた原子炉は、人間の手では留めることはできない。
あの時、日本中の国民がそう思ったはずだ。

そして原子力行政は、原子力科学は、
この二年で、何か新しい危機回避の方策を手に入れただろうか?
日本の立地指針はユルユルだし、
安全基準も世界レベルからは遙かに低い。

いくら景気が良いからと言って
あの時の絶望感を決して忘れてはいけない。

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