SSブログ

千葉の海でサーフィンして大丈夫なのか [雑感]

久々に南総へサーフィンに行ったが、
行く度に思う。
「千葉の海でサーフィンして大丈夫なのか?」


2年前、大量発生し、
日本海から海流に乗ってやってきたエチゼンクラゲ。
伊豆半島でまでも発見され、話題になった。
自分も、南総で遭遇している。
etizenkurage.jpg

ところで、発表された海洋汚染のシュミレーションでは
放射性物質は、千島海流に乗り、銚子沖合から
太平洋をアメリカ方面に流れると思わているが、
自分は、放射性物質の一部は、エチゼンクラゲと同じように
沿岸流に乗って、伊豆半島あたりまでは、
たどり着いていると思っている。

問題はそれまでに、どの程度希釈されるかという事だ。

エチゼンクラゲの場合、南千葉での遭遇例と
北千葉での遭遇例の数が圧倒的に違っている。
統計をとったわけではないが、
北千葉では、サーファーとエチゼンクラゲの衝突事故が相次いだのに対し
南千葉では、遭遇はしても、ぶつかるという事故は少なかったように思う。

その原因は、沿岸流も海流の影響を受けていて、
北千葉は親潮の、南千葉は黒潮の影響下にあると言うことだ。

それは、例えば砂の流れで、説明できる。

北千葉の飯岡〜今泉浜辺りまでは、北からの沿岸流に乗って
砂がやってくる。
ここの砂は、屏風ヶ浦の崖を波が浸食して作られた砂と
利根川を流れてきた砂が混ざっている。
飯岡漁港の堤防を伸ばしたので、
また、屏風ヶ浦などの護岸工事もあり、
砂が流れてこなくなり
飯岡海水浴場〜今泉浜あたりまでは海岸浸食が進んだ。
そして、堀川浜あたりから南側には、逆に砂がつき始めている。

太東〜一宮海岸までの砂は、
波が勝浦や太東崎の崖を削ったり、
夷隅川などの川が、地面を削って河口に注いだ砂が
混ざりあって出来ている。
太東漁港の堤防を伸ばしたために、また護岸工事が進んだために
砂が流れてこなくなり、太東〜一宮まで海岸浸食が進んだ。

北からの沿岸流と、南からの沿岸流があって
九十九里海岸を作っている。
こう考えると、九十九里までは、親潮の影響下にあるが
太東崎を超えると、影響がより少なくなるのではないかと
考えられる。
エチゼンクラゲとの遭遇例が、南千葉では極端に少なくなるのも
納得できる。
2011.9.12.png

そのような事で、放射性物質も
南千葉ではかなり薄まっていると勝手に良い方へ解釈して、
40歳もとっくに過ぎているし、
湘南は人も(普通の)クラゲも多すぎ、
それに対して波が少なすぎるという事で
南千葉まで妥協してしまっている。

しかし、実際は、
千葉で水揚げされる魚は、20ベクレル前後の
放射線量が検出される個体もある。
今年は千葉以北でのサーフィンは、リスクがあると思う。

海洋汚染の実態は、まだハッキリしていない。
理性的に判断すれば、
本当は伊豆半島くらいまでは、サーフィンには適していない
のかもしれない。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

最近の仕事収穫期 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。