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明学が先陣を切って安保法政に異議を唱えた [雑感]

明治学院大学。

決して有名な大学ではない。

SEALDsの代表が、わが母校の学生と聞いてビックリしたものだが、
さらに、大学の教授が、このような声明まで出してくれた。

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日本中の大学の先陣を切って。

すげぇ!

こんな素晴らしい学舎だったとは。

なんかウレシイ。

反面、自分の学生時代を思い返して
恥ずかしい思いもある。

我々の世代がシッカリしていないから
今の若者が、街の真ん中で「法律を守れ」と
叫ばなければならないハメになってしまった。

そして、我々の世代はというと、
右だ左だという観念に囚われて
法治主義の砦を守る事が出来ない。

なんという事か。

懺悔ばかりだ。

シッカリしなければ。

何もしない、何も言わないのは
容認したことになる。

子供たちの世代のために。

新国立競技場 建設費内訳 あまりにもズサンな [雑感]

現時点での新国立の建設費の内訳。

ひるおびで特集していたものを
記憶をたよりに、大雑把にグラフ化してみた。

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国の390億は解体費用らしい。

東京都の500億の方が多いじゃないか。
ほとんど「toto」と「東京都」
「じゃぁ、トウキョウト と トト競技場にすれば」と。笑う。

それにしてもズサンな計画。

やってはいけないハコモノ行政の典型。

本来は福島や東北の復興、あるいは選手の育成に回されるべきだ。

またくJSC、文科省、一体何をやってる。
アタマ悪すぎだろう。

「日本として恥ずかしくない物を、お金を惜しまずに」
という発想自体が、すでに恥ずかしい。

ロンドンのような、きちんと考えられたオリンピックをやろう。


安保法制〜去年の閣議決定時にもっと反対運動が高まっていれば〜 [雑感]

安保法制の強行採決が迫っている。

第一次安倍政権では18本もの強行採決を繰り返した安倍政権。
http://polepole-sakae.blog.so-net.ne.jp/2013-07-05

10本の最重要法案を、80時間の審議で採決するだろう。
80時間÷10本なので、一本当たりの審議時間は8時間でしかない。
戦後最悪の内閣である。

「戦後最悪」・・・
「もはや戦後ではない、次の戦前だ」という言葉が
ボクのTLには流れてくる。
まさにそのとおりだ。

思えば一年前、珍しく反安倍政権の機運が高まった。
憲法解釈に関する閣議決定の時だ。

あの時、もっと反対運動が高まっていれば
もしかしたら・・・と考えてしまうのはボクだけだろうか。

リベラル陣営ばかりでなく、良識ある人々が
政権の勝手な閣議決定に怒り、憤慨していた。
にも関わらず、その機運は急速に衰えてしまった。

リベラルな立ち位置の憲法学者
木村草太さんの理論が、その端緒となったのではないか。

そのことについては8月に、このブログでも書いたが
http://polepole-sakae.blog.so-net.ne.jp/archive/201408-1
今一度、考察してみる。

「新3要件は、我が国の集団的自衛権は、個別的自衛権と集団的自衛権の
重なった部分にしか適用できないと書いてあるのと同義である。
故に今まで以上の事は何も出来ないはずだ」
「冷静に」「閣議決定を守らせよう」というのが、
当時の木村さんの論旨だったと思う。

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実際の国際法上の集団的自衛権は、
個別的自衛権とは完全に切り離したものと考える。

つまりこういう事

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もし個別的自衛権と集団的自衛権が重なる部分があるとしたら
それは明確に個別的自衛権と捉える、というのが国際法だ。

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個別的自衛権と集団的自衛権が重なった部分をそのままに
集団的自衛権と認めてしまったために
境界線があやふやに滲んでしまって、下図のような状態になってしまい、
国会での議論になっているのではないかと思う。

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機雷掃海や敵基地攻撃、先制攻撃など
境界線が滲みまくってしまい、どこまで行くのか歯止めもない。

そもそも、政府に法治主義を守ろうという気がさらさらないのだから、
ロジックで何を言っても無駄だったのかもしれない。
法律の文言の穴を見つけて、恣意的に利用しようという
悪徳商法のような政権なのだ。
木村さんはそこを見誤った。

また佐藤優氏は公明党を過大評価しすぎて、見誤った。
宮台慎治氏はロジックに頼りすぎて見誤った。

多くのビジネスパーソンやエコノミストは、
株価と「アベノミクス」という言葉に惑わされて見誤った。

一年前の、あの閣議決定後の反安倍政権の機運が急速にしぼまなければ、
子供達を将来、中東などの紛争地帯で戦火に巻き込ませるような
法案は出てこなかったかも知れない。
あるいは、出されたとしても、もう少し控えめな物だったかもしれないと思うと
実に残念でならない。


曾野綾子よ、介護をなめるな [雑感]

曾野綾子の発言が問題になっている。

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この人は、過去にも人間とは思えない発言を連発していて
今回もまた、ヒトデナシ感タップリな発言をしている。

一つ目はアパルトヘイト擁護発言だが、
これは多く論評されているので、ここでは割愛させてもらう。

二つ目は、アパルトヘイト発言の影に隠れて
あまり取り沙汰されていない、介護現場に対する蔑視発言だ。

これもスルーできない。

介護には積極的に移民を受け入れろ、カタコトの日本語で充分だからと。
スキルがいらなくて、コミュニケーションが取れなくても問題ないという
介護の「か」の字も、まったく理解していない、
どうしようもなく脳天気な発想を前提としている発言だ。

自分も介護の事が、それほど分かっている訳ではないが、
このクサレ女よりは、少しは分かる。

患者の体調は日々変化し、微妙な言葉のニュアンスや態度で
その日の体調を察知し、対応を変えなければならない。
何を望んでいるのか、どこがつらいのか、
コミュニケーションなくしては、何一つ上手く運ばない。

認知症の患者に至っては、叩かれたり、つねられたり、
挙げ句の果ては首を絞められることすらある。
老いたりといえど、男性から首を絞められたりしたら
女性職員にとっては恐怖以外の何者でもあるまい。

それでも次の日には笑顔で接しなければならない。

下の世話もしなければならない。

自分とは縁もゆかりもない人の排泄物を
毎日世話するのだ。

それも薄給で。

曾野綾子なんかにできるワケがない。
やってから言え。

最近のビジネスパーソンの中にも
曾野綾子と同じ認識の人が多い。
保守論壇の評論家や政治家たちにも多い。

オピニオンリーダーを自負しているのだろうが、
何も分かっていない。

他人の痛みに対する想像力の欠如。
自分が成功している事への自惚れ。

さらに言えば、今回の発言に関連する問題点として、
この職業蔑視のような発言に言及する声が聞こえてこないのも
世間一般の認識の低さを物語っていて心配だ。

このような認識を改めないかぎり
この国の不幸は続くのだろう。


断層帯と原発 [雑感]

糸魚川構造線で起きた、今回の地震。

フォッサマグナとか中央構造線とか
日本の大断層帯だ。

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まぁ、こんなに大断層帯に沿って原発を建てる国も
他にないだろう。

狙って建ててるのかと思いたくなる。

特に伊方原発は、「活断層データベース」でも指摘されている
活断層の間近にある。
https://gbank.gsj.jp/activefault/cgi-bin/search.cgi?search_mode=2

また、福井の原発も、「ひずみ集中帯」に含まれているといっても
過言ではない場所に位置している。

ほんとムチャクチャな話。

いつ断層がズレるかは予測できないし、
未知の断層も数知れない。

この国で原発を稼働させることのリスクは
お金や経済では計り知れないものだろう。

目先の電気料金や、根拠のない経済神話に基づいた
原発再稼働は、第二の福島を作りかねない。
それどころか、福島よりもっと悲惨な事故に繋がりかねないのだ。


閣議決定の評価 木村草太説に違和感 [雑感]

気鋭の憲法学者の木村草太さん。

集団的自衛権の一件では、参考になる意見をメディアで
発信し続けていた。

かれの閣議決定の評価について
しかし、僕はどうしても違和感がある。

ネット上でも話題になり、急速に反対の機運をしぼめさせていった。
ラジオなどでは、宮台慎司あたりも乗っかって
「公明党の大活躍」などと言い始めた。

はたして本当なのだろうか?

ミスリードではないのか?

「今回の閣議決定は、従来の政府の憲法解釈を
少しも変える物ではありません」という、安倍晋三の
会見の第一声そのものなのが、なんとも皮肉である。

国際法上は「個別的自衛権」と「集団的自衛権」は
完全に別の物である。
重なる部分がある場合は「個別的自衛権」と見なされるのだそうだ。

juurai.jpg

今回のように「重なる部分」のみを認めた場合は下記のようになる。
木村さんは、この部分のみを認めたのだから
「冷静に」「閣議決定を守らせよう」という。

kimura_setu.jpg

しかし、重なる部分がある場合は「個別的自衛権」と見なすのであれば
本来は下図のように解釈すべき物。

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根本的な部分で大きく前提を変えてしまったのは大きい。
また、閣議決定の表現も曖昧なため、さらなる解釈の余地が生じている。

sarani.jpg

本来、切り離された別個の物を、曖昧な限定とともに
同じ土俵に乗せてしまったため、
その境界線が浸食されていく危険性が発生してしまうのではないか?

安倍晋三や岸田外務大臣の国会答弁を聞いても分かるとおり
すでに、解釈幅を広げようとするチャレンジは始まっている。

それに、根本的な土俵を変えてしまっているのだとすれば、
やはり憲法解釈を閣議決定で変えていることになるので、
「この閣議決定を支持して、遵守させる」とするのは、
立憲主義と矛盾してしまうのではないだろうか?

今回の場合、閣議決定の取り消しを求めるのが
スジが通っているように思う。


英雄史観の政治家が日本を滅ぼす [雑感]

暴走を続ける安倍政権。

その大元を作った民主党 野田政権。

そして、一世を風靡した維新の会と、その退潮。

ここに「襤褸(らんる)の旗」という本がある。
松下政経塾出身の政治家のルポだ。

これを読むと、彼らのホイッグ史観、
「風」という無党派層頼みのポピュリズムに塗れた姿勢が
浮き彫りになっている。

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ある意味、安倍も維新も「英雄史観」に捕らわれ、
保守層に媚びる姿勢で共通している。

もっと地に足を付け、国民目線で政治をやってもらわなくては困る。

誰のための政治なのか。
今の日本に 強者の為の政治など必要ない。

お米 にこまるが美味しい [雑感]

3.11以来、カラダの弱い子のいる我が家では
お米の産地に気をつかっている。

コシヒカリ ヒノヒカリ ササニシキ アキタコマチ etc

日本のお米は美味しい。

3.11以前買っていたお米と同じくらいの価格帯で、
いろいろな産地のいろいろな銘柄を食べてみる。

便利な時代。

コシヒカリは、やっぱり口に合う。

適度な粘りけと甘みがよい。

最近は北海道のナナツボシが美味しいと思った。

それと、ニコマル。これが美味かった。

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西日本を中心に展開しているらしい。
粘りけと甘みがあって、とっても美味しい。

2-5-1.png

価格がちょっと高めだけど、
タイムセールやポイントを使って、リピートしてみようと思う。

http://www.naro.affrc.go.jp/karc/contents/ondanka/ondanka2/
にこまるの特性↑


アベシンゾーの会見はまるで新興宗教の教祖みたい [雑感]

アベシンゾーによる集団的自衛権容認の閣議決定で
気分の悪い一週間が過ぎた。

公明党を信用していない自分でも、もう少し粘ると思っていたが
想像を遙かに超えてヘタレ公明は、何の役にも立たず
屁の突っ張りにもならず、太田大臣もあっさり署名した。

「自分たちがいたから歯止めがきいてる」と
うそぶいて国民をズッコケさせている所も
ホントにサイテーなヤツラだ。

親玉アベは、性懲りもなく例のパネルをだし、
偽善と詭弁のオンパレード。
記者の質問も附抜けたものばかり。

あのパネルは、日米ガイドラインでアメリカに
キョヒられた代物だという事は、すでに知られた事実だが、
誰もアベに教えてやれんのか?
なんか新興宗教の教祖みたいに、逝っちゃった目をして
調子っぱずれの演説をぶっこいてたな。

そういえば、第一次政権で追い詰められたとき
ヘンテコな「神」って文字の入った水飲んでたり
おかしな宗教に走ってたけど、それがまだ続いてるのか?
だとしたら、コワイな。

ちゃんとアンテナを広げず、ご都合主義の官僚レクチャーと
取り巻きの偏狭ナショナリスト、ネトウヨという、
この世でサイアクの言葉だけにしか耳を傾けない男が、
宗教的確信で突き進む集団的自衛権容認!

こんなのが、マトモであるはずがない。

そして、慶応大学のアホ学生のように
他人の痛みも心も、まるで理解できない、
幼稚な民衆による無関心と支持。

コレは危険だ。。。
本当に気分が悪くなる。。。。



公明党に集団的自衛権行使を止められるのか? [雑感]

平和の党という旗印にしているが。

安倍晋三の強硬姿勢にどこまで抵抗できるのだろうか。

議論が整わず、テキトーな文言すり替えで合意するか。

太田大臣が辞任(解任じゃなくて)して、
安倍首相兼務で強引に閣議決定→来年の統一地方選後大臣復活。

なんて茶番だけは止めてくれ。

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忘れないで欲しい。
集団的自衛権行使を容認するとは
上の写真のような悲劇に、自ら加担することだ。

安倍晋三の詐欺的美辞麗句のウラには
どこかの国で、すさまじいい惨劇がまき散らされ
その憎悪が日本に向けられるのだ。

創価学会の人達は、選挙の度にママ友や学生時代の縁をつかって
公明党への支援を呼びかけて集票してきた。
その結果が、上のような悲劇に日本を加担させたなら、
二度と、そのような選挙活動はやめてもらう。

「大衆とともに」と謳いつつ、
新自由主義の自民党を選挙応援し、大勝させ
そのブレーキ役を自称しているが、
それなら自民党と協力せず、中道リベラルとして存在すべきだ。
公明党が自民党を選挙で勝たせたために
格差をどんどん広げてしまった。

DV男が「女性を大切に」と言いつつ
暴力をふるうのと同じだ。

そんな彼らは、秘密保護法も
ほぼノーチェックで自民党とともに成立させた。

TPPもしかり。
「農業」はのこっても「農家」は消える。
「漁業」は残っても「漁師」は消える。
街から商店街が消えたように。

今回も自民党に気を使い、譲れないはずの一線を
アヤフヤにしている。


隣人、旧友を裏切るような事だけしないでくれ。