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中央構造線上にあらかじめ仕掛けられた爆弾 [雑感]

11月に起きた福島沖地震に関するこのニュース。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161206/k10010796381000.html

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今回動いたのは赤い部分で、その南側の断層も動けば
さらに大きな地震になっていた可能性があるという。
そして、その部分が動く可能性も残しているという。

福島第2原発では冷却水が一次停止した。
冷却再開までに1時間半かかった。
わずか震度5弱の揺れで、である。
二つの断層が一気に動いていたら、どうなっていたのだろう?

やはり原発は震度6には耐えられないのではないか。
そして震度7になると、完全に壊れてしまうのではないか。

東京電力の活断層評価の甘さも指摘されている。

あらためて、日本はいつ何処でこのような大地震が
起きてもおかしくない国なのだと実感する。

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こんなに活断層だらけの国で
よくもまぁ、原発を54機も建造したものだ。
さらに再稼働を加速しようなんて、狂気としか言えまい。

活断層マップにしても、「ここにしか活断層がない」のではなく、
ここに掲載されていないのは「調査していないだけ」なのだ。
ましてや海底は、沿岸部は水深が浅く
調査船が入れないために調査できていない場所が殆どだという。

そして、今回動いた断層だが、
中央構造線が、茨城で二つに分かれ
鹿島神宮方面へと分岐されていく、
その先の活断層帯の一部ではないか。

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中央構造線上には古来から
重要な宗教施設が多く建造されている。
地震が多く発生するため、それを沈める祈りが
これらの施設を建立させてきたのかもしれない。

しかし、宗教心と哲学を忘れ、拝金主義に陥った現代人は
こともあろうに、そのような構造線上に
原子力発電所を複数建造してしまった。

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古来より自然に対する畏怖の念を抱くべき場所に
「科学」によって全てを解き明かした気になった現代人は
自分では制御できない核施設を作ってしまった。

まるで、ここに建造された原子力発電所は
あらかじめ仕掛けられた時限爆弾のようではないか。

我々が良識を取り戻し、原発を停止すれば爆弾は作動しない。
しかし、拝金主義に走り、目先の利益だけに突き動かされて
原発を稼働し続けると、あたかも天罰のように爆弾が作動する。

日本人の良識が天から試されている・・・
まるで旧約聖書にでも出てきそうな考え方で、
自分でもどうかしてると思うのだが、
そんな空想すら抱いてしまう、中央構造線上の原発立地だ。

近く起こると言われる東海・東南海・南海のトラフ地震。
貞観地震の経験から予想される千葉/茨城沖での大地震。
大規模にプレートが動けば、当然、中央構造線も動き始める。
そのような地殻変動が起これば、その他の断層も火山も活発に動き始める。

春の熊本大分地震、そして秋の福島沖地震。

原発再稼働を急ぐ現代人に対する
自然からの警告と受け取るべきではないだろうか・・・。